2024/5/15 11:00
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コンシェルジュの逮捕体験紀（31） 2024/4/25
マスタードガスの製造方法
マスタードガス（別名：イペリット、HD）が初めて使用されたのは第一
次世界大戦のイープル戦線です。この為、「イペリット」とも呼ばれる
様になりました。
日本でも、毒ガスの製造が行われていた瀬戸内海にある大久野島で作ら
れていました。
あまりに残忍なので、現在では化学兵器禁止条約にマスタードガス及び
その原料が指定され、規制されています。
常温で無色・無臭・粘着性の液体で、不純なものはカラシの匂いがする
事からマスタードガスと呼ばれています。
この毒ガスは皮膚から浸透します。気化したマスタードガスは空気より
重く、地上にいつまでもとどまります。そして人体の呼吸器や皮膚など
から侵入し、たんぱく組織を破壊します。
硫化ジクロロジエチル（Cl-CH2CH2-S-CH2CH2-Cl）という化合物で、びら
ん性（皮膚をただれさせる）を起こす作用があります。
実戦での特徴的な点としては、残留性および浸透性が高いことが挙げら
れます。特にゴムを浸透することが特徴的で、ゴム製の防護衣では十分
な防御が不可能です。
兵隊として戦争に赴いたヒトラーもマスタードガスで被曝して負傷しま
した。その後残酷な政策をとったヒトラーが最後まで神経ガスを実践で
使わなかったのは、この毒ガスの残忍さを知っていて躊躇していた為と
言われています。
また効き目は遅効性であり、ガスを浴びでもすぐには被曝したことには
気付きません。皮膚以外にも消化管や、造血器、呼吸器に障害を起こし、
たんぱく質やDNAにを強く傷つけます。
マスタードガスの直前物質とも言える「チオジグリコール」は化学兵器
の原料に指定されているため、入手する事は非常に面倒です。
しかし他にも様々なルートでも合成でき、中には本当に簡単に出来てし
まうものもあります。
以下、マスタードガスの製造方法です。
・・・（非公開）
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2013/06/15 配信
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