5月8日は「童画の日」です。
1925年のこの日、東京銀座・資生堂ギャラリーで「武井武雄童画展覧会」
が開催された事に因み、武井武雄氏の故郷である長野県岡谷市が制定し
ました。
ちなみに、この展覧会で初めて使用された「童画」という呼称は武井武雄
氏が作った造語だそうです。

5月8日は「童画の日」以外にも、以下などの記念日です。
・ごはんパンの日
・スートブロワ記念日
・松の日（1989年）
・ゴーヤーの日（1997年）
・万引き防止の日（2009年）

上記5番目の「万引き防止の日」は防犯カメラ等を活用したセキュリティ
システムを幅広く手がける株式会社ジェイエヌシーが2009年に制定しま
した。万引きは犯罪であるとの意識を高め、被害の減少を進めることで、
安全な社会を築く一助とするのが目的です。
日付は5と8で犯罪者を捕まえる「御用」（ごよう）の語呂合わせからき
ています。

この記念日にちなみまして・・・


「私服警備員が教える万引きに関する情報」を紹介します。
各関係業者向けに犯罪防止対策、並びに手口の警告としてお知らせします。
投稿情報をお送りします。

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私服警備員が教える万引きに関する情報
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私は現役の私服警備員です。

以前配信された「経験者が語る万引きテクニック」で、万引きしても捕
まらない方法がありましたが、そんなものは存在しません。

コメントにもあったように、店内であってもカバンやポケットに商品を
入れれば窃盗罪の既遂状態とみなし（判例あり）検挙する場合がありま
すので、店を出るまで安心という道理はありません。

また、現行犯逮捕が鉄則とも言われてますが、現状は緊急逮捕や通常逮
捕も多くあります。

理由は万引き犯人の凶暴化・集団化により民間の警備隊だけでは手に負
えない事案が増えているからです。

警察へ通報し職質によって検挙される時もあれば、最悪ガサ入れに至る
時もあります。

そこで今回は、一般に捕まりにくいとされている方法の欠点をご紹介し
ます。

・飲食物は店を出る前に食べてしまう。
当然ですが食べたり飲んだりした時点で既遂です。検挙されます。

・コインロッカーに預けて翌日、店外に持ち出す。
コインロッカーに入れた時点で不当に自己の占有下におさめているた
め検挙されます。

・トイレに入って私物化する。
トイレは密室で当然レジのある場所ではないので、証拠隠滅を防ぐ理
由でトイレに入った瞬間に検挙します。

・階段をダッシュで逃げる。
ダッシュした時点で逃走とみなし検挙します。方向が駐車場だと言い
逃れはまず無理です。

・過去に買ったときの買い上げシールを貼って買ったように偽装する。
無駄です。シールが古いか新しいかは一発で見破ります。買ったよう
に偽装した時点で検挙です。

・大きな容器様の商品に小物商品を入れレジで清算する。（例えばフタ
付の鍋にタワシを入れて清算する）
レジで中身を確認するようになっていますし、清算が終わった時点で
検挙です。

・値札を張り替える。半額・割引シールを張り替える。
半額シール等は一度張るとはがれにくい作りになっていますので至難
の技です。うまくいってもレジで清算した時点で検挙されます。


万引きGメンはその道のプロです。一旦、任意同行を求められた後は言い
逃れすることはほぼ不可能と考えてください。

ただし捕まらない方法はなくとも、捕まった時に罪を軽くする方法はあ
ります。

それは、店長・保安員・警察官の心証を害さないことです。

まず、成人犯罪の処理は、

・基本送致
・簡易処置
・微罪処置

の3パターンに分類されています。

この中でも狙いは「微罪処置」です。
（微罪処置とは警察内部の通達で決められている処理方法です）

構成要件は、

・動機が単純である
・単独犯行である
・被害額が軽微である
・被害品を弁償している
・被害者が処罰を望んでいない
・余罪がない

等があります。

警察内部の条件としては、

・過去に一度も犯歴がない
・被害額が20,000円以下

等があります。

しかし、実際は適正な運用がなされず、万引き処理の大半が微罪で処理
され逮捕されるのは氷山の一角です。

では捕まったとき、どのような態度を取れば微罪処置を勝ち取れるのか
を記載します。

・万引き総額を20,000円以下に抑える
これは重要です。本来、犯罪被害額の計算は税抜き計算されることと
なっていますが念のため税込みで20,000円以下に抑えた方が良いでし
ょう。

・財布に現金を入れておく。
これは計画的に万引きを行った事を立証させないためと、捕まった時
に弁償の意思を示す必要があるためです。

・保安員・警察官に任意同行を求められたら素直に応じる
任意で同行を求められているうちがハナです。現行犯である以上、強
制力を行使されたら確実に逮捕されます。否認しない、逃走しない、
暴行を加えないが大事です。

・盗んだ商品を小出しにせず全て素直に認める
保安員・店長・警察官には細かく謝罪の言葉を口にし、心証を害さな
い。また、言い訳をしたり逆ギレしない。出来心である事をアピール
する。

・弁償を求められたら応じる
微罪処置において弁償は絶対条件です。一旦弁償し、日を改めて返品
すれば良いだけです。

・ショッピングモールなんかでは複数の店舗で万引きしない
例えば3つのそれぞれの専門店で万引きすると、3件の窃盗罪を問われ
ることになります。3本もの被害申告が行われれば当然、基本送致にな
ります。

・共犯者を作らない
自分一人で万引きすることです。共犯者がいると悪質とみなされます。
どうしても見張り役等が欲しい場合は店内で話をしない。合流しない。
携帯でやりとりすることが無難です。

・余罪のネタを与えない
例えばナイフを所持していたりドライバーを所持していたりは禁物で
す。軽犯罪法に触れる程度の軽い罪でも捕まっている状態では因縁を
付けられます。

以上が微罪処置で終わらせてもらうための絶対条件です。
ただし、簡単な処理と言っても身元引受人は必要ですし2～3時間は処理
にかかります。
さらに過去に逮捕歴があったり、過去1年以内に犯歴があると難しくなっ
てくると思います。



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2011/05/02 更新