8月22日日午前7時ごろ、東京都新宿区西新宿6丁目のマンション敷地内で、歌手藤圭子さん(62)が血を流して仰向けで倒れているのが見つかった。
心肺停止状態で病院に搬送されたが、間もなく死亡確認。
現場は、JR新宿駅の北西約1キロでオフィスビルなどが立ち並ぶ一角で、28階建てマンションの「N.Y.T.アトラスタワー西新宿」。
13階から転落したようで、警視庁新宿署は飛び降り自殺とみて調べている。
このマンションには知人の30代男性が住んでいて、ベランダにスリッパの片側が落ちていたことという。
遺書などは見つかっていないというが、男性宅を訪れていて飛び降り自殺したとみて、詳しい経緯を調べている。
通行人がマンションから女性落ちたことに気付いて、110番通報。
元夫の宇多田照實さんが藤さんだと確認。
警察署員が知人男性宅を訪れたとき、男性は1人で寝ていて、藤さんがいなくなったことに気付かなかったという。
東京都新宿区西新宿6-25-8
【自殺現場で血を洗い流す警察官】
【壮絶な生い立ち】
藤圭子は浪曲師の父と三味線弾きの母との間に出生。
旅芸人として盲人の両親と貧しい生活をしながら全国をまわる幼少期だったという。
その後、1969年に「新宿の女」で歌手としてデビュー。
「圭子の夢は夜ひらく」「女のブルース」などのヒット曲を出した。
売れっ子になったのも束の間、1979年 20才で結婚、1983年には娘のヒカルを出産、その後離婚。
1996年にはヒカルと一緒に曲を発表したが、近年は表舞台から遠ざかり、日本に寄り付かず海外を豪遊。
ファーストクラスで移動、高級ホテルに滞在しギャンブル中毒に。
今年に入り、マカオに滞在していたという。
銀行も信用せず、いつも現金を持ち歩き2006年3月にはニューヨークのJFK国際空港にて麻薬取締局により多額の現金を没収された事もあった。
宇多田の父宇多田照實氏とは6度の結婚離婚を繰り返し、実の母とは20年以上前に金銭トラブルで絶縁。
恩師の葬儀にも行かなかったという。
貧乏な生い立ちから親子二代で歌手で成功するもメンヘラ、ギャンブル依存、果ては薬物中毒の噂もあった藤圭子。
【藤圭子&宇多田ヒカル「冷たい月」】
【藤圭子:圭子の夢は夜ひらく】
【宇多田ヒカル デビュー時】
【宇多田ヒカルと両親、藤圭子(母)・宇多田照實(父)】
【藤圭子(母)・宇多田照實(父)】
【宇多田ヒカルと宇多田照實(父)】
ご冥福をお祈りいたします。