安楽死専門クリニックが大繁盛!

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2013/10/16 10:04
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img_333873_5382700_0.jpgオランダでは、2002年に安楽死法が施行された。
安楽死数は2006年に約1,900人だったが、2012年には約4,200人(年間死亡者数の3%)までに増えた。

安楽死数が増えているワケは、「安楽死専門クリニック」の活動が一因と考えられている。

オランダのデン・ハーグにある「レーフェンスアインデ・クリニク(死ぬためのクリニック)」には、昨年3月のオープン後、患者が殺到。
ここでは、患者とカウンセリングを重ねた後、自宅での安楽死処置を行なっている。

開院以来1年半で約1,100人の申請があって、安楽死に至ったのは約200件。現在180人が待機している状態だという。
安楽死基金の援助があって、処置はすべて無料だそうだ。

法律で定められているのは「医師が刑事罰に問われない」ということだけ。
信条や経験の有無から安楽死処置を拒む医師も多いらしい。
このクリニックはまさに、死に場所を求める人々の「駆け込み寺」である。

処置数が急増する背景は他にもある。
2011年11月、重度のアルツハイマー病の64歳の女性に安楽死が行なわれた。
それまで、認知症患者が「自発的な意思表示」をしているのか疑問視されていた為、処置は行なわれなかった。
女性は8年前から「老人ホームに入ったら、その際には安楽死を望む」と紙に書き残していたという。

また、今年6月、死に直面している新生児を見るに耐えられない親が、医師に安楽死を求めることができるようになった。
オランダの年間出生数約17万5,000人のうち、およそ650人が、その例にあたる。

本来「本人の意思」が安楽死の条件なのに、意識の確認のできない子供、障害者、認知症患者などにも対象が拡大。
オランダでは、年を取って生きるのが嫌になった高齢者にも認めようという動きもあって「終末期」や「耐えがたい苦痛」という条件も外れてきている。


オランダの他、国によって事情は違うが、ベルギーやスイス、アメリカの4州の法律で安楽死は認められている。
日本では安楽死は認められていないが、日本人が安楽死を選ぶ道がないわけではない。

「自殺幇助」が合法であるスイス。
1998年、チューリヒに設立された団体「ディグニタス」は、安楽死の機会を、自国の法律で禁じられている外国人に対して提供している。

過去10年間で1,000人以上の外国人の安楽死を手助けし、2011年には計144人(うち、外国人141人)に対して処置を行なった。
その多くはドイツ人で、不治の病の末期患者だという。
スイスは世界中から「安楽死旅行(デス・ツーリズム)」の患者が集まるという。


痛くて苦しい自殺をするくらいなら、そんな方法も調べてみるのも・・なんてね。

こまぇり
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