■元AV女優の日経新聞記者、出演作70本で父親は有名哲学者
10月2日発売の「週刊文春」(文藝春秋)で、日経新聞の女性記者が元AV女優の佐藤るりだと報じられた。彼女は慶応大学環境情報学部を卒業後、東大の大学院に進学した才女。2009年に入社後、東京本社地方部に所属して都庁クラブに長く出入りしていた。しかし2013年に整理部に移動後、1年半務めた後、突然退社したという。
◆「仕事ぶりは真面目、みんなにかわいがられていた」
2004年にデビューした佐藤るりは、単体・企画を含め70本以上に出演した人気女優。ロリコンからSMまで幅広いジャンルに出演したが、業界から姿を消すことになった。その後、日経新聞の社内で、
「社の上層部にAV出演がバレてしまい、退職に追い込まれた女性記者がいる」
と噂になったという。
「Gカップはありそうな巨乳で、谷間を強調するような服装ばかり。『キャバ嬢』というあだ名がついていた。ただ、真面目に仕事をする子で、みんなからかわいがられていた」
と語るのは元同僚。さらに彼女は、鈴木涼美の名前で『「AV女優」の社会学』(青土社)という本を上梓、さらに幻冬舎のウェブ連載「お乳は生きるための筋肉です~夜のおねえさんの超恋愛論~」をまとめた本も近々刊行されるという。
「本人によれば、『日経を辞めたのは、AVとはまったく関係のない話』と、家庭の事情という理由で自ら退職願いを出したということです。スカウトされて『面白そう』と飛び込んだ世界に夢中になったが、2年間で2000万くらい稼いだ後は飽きて辞めたそうです」(芸能ライター)
さらに涼美さんの父親はフロイトやユングに関する著作で知られ、精神分析思想、舞踊史を専門とする名の知れた大学教授。涼美さんが日経に入社後、すぐにAV出演の過去を知り、さすがに驚きを禁じえなかったそうだが、
「AVも1つの表現行為ですし、経験を糧にがんばってほしい」
という言葉を寄せており、父の深い愛が感じ取れる。
AV出身の記者は、実は彼女だけではない。
「2012年にも、中日新聞で同じようなことがあってネットで話題になりましたよ」
と話すのは芸能記者。こちらのA子さんは就職面接の際、
「私はAVの撮影現場で裏方としてバイトしていました」
とアピールしていたという。
「語るエピソードがリアルで生々しく、大ウケだったらしい。一部では『大丈夫か』と心配する声もあったけど、重役の1人が彼女をすっかり気に入って、内定が決まったそうです。現在彼女は大手出版社に転職していますが、一説には社内バレが原因で閑職に追われてしまったのだとか」(前出の芸能記者)
「記者も面白い仕事でしたが、もっと自由な立場で表現活動をしていきたい」
と、日経を退職した涼美さん。なかなか見ない女傑ではないか。彼女の今後の活躍を期待したい。