行列のできる法律相談所に出演するタレント弁護士大渕愛子が、相談者との間で料金トラブルになっている事が発覚。被害者の会が発足し、法テラスの契約弁護士も解除、東京弁護士会の懲戒委員会が審査する事態となっている。
被害にあったのは、養育費を元夫に請求する手続きを大渕弁護士に依頼したシングルマザー。着手金17万8500円、成功報酬は50万円の条件だったという。依頼者であるシングルマザーは、法テラスに立て替えを依頼。着手金10万5000円、実費2万円を立て替える援助が決まったが、大渕弁護士は残額7万3500円と顧問料の支払いを女性に求めたという。
しかし、法テラスが立て替えている間は弁護士が相談者から料金を請求しない決まりになっており、依頼主は大渕弁護士に返金を求め、法テラスも依頼主に返金べきだとしていたが、返金を拒否。東京弁護士会の副会長が大渕氏に返金を促し、ようやく依頼主に全額を返したという。
被害者の会によると、訴訟や交渉を依頼したらサロン等の勧誘するなどの被害も報告されているというから悪質だ。まだまだ被害者が増える可能性も指摘されており、今後の審査や処分の行方に注目が集まっているようだ。