殺人の後始末方法 ~すべての証拠を隠滅~ その1

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2016/3/29 09:00
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殺人の後始末方法 ~すべての証拠を隠滅~ その1

2010年11月、東京八王子のホストクラブ経営者が突如行方不明になるという事件が起こりました。失踪したホストクラブ経営者はテレビに出演するなど、カリスマホストとして知られていた人物です。

反感を買うことも多く、以前から周囲に「いなくなったら殺されたと思ってくれ」などと話していたため、殺害されたのではないかと囁かれていましたがしばらくは事件化されずに時間だけが過ぎてゆきました。

なぜなら、事件の証拠となる死体がどこにもなかったからです。

しかし2013年、警察の執念の捜査により、ホストクラブ経営者の失踪は殺人・死体遺棄事件として立件されました。

ホストクラブ経営者は、同店に所属する一部のメンバーによって殺害、死体は処理されていたのです。

そして、その死体の処理方法とは驚くべきものでした。

ホストクラブ経営者を殺害したメンバーは、まず経営者の死体を切断し、強アルカリ液の入った大鍋で煮込み、骨だけにしました。肉を溶かした液体はトイレへ流し、残った骨は砕いて河川に廃棄したそうです。

では、死体がないのに殺害したことを警察はどのように証明したか?

それは溶け残った数センチの人工歯根(インプラント)を、トイレから続く汚水タンクの中から見つけ出したことによります。

顎の骨に埋め込まれているはずの金属片が、汚物と共に流れていたのです。
見つけた人工歯根を被害者が通っていた歯科の治療記録と照合。同じものと証明し、被害者の体が液体となって流れていたことを裏付けました。

被害者が失踪前に、周囲に自分が命を狙われていることを伺わせる発言をしていたこと、「死体のようなものが家に運び込まれた」という情報が寄せられたことなどが捜査開始のきっかけです。

逆にこれらのきっかけがなかったら、家出なのか、ただの放浪なのか分からず、警察が捜査することもなかったでしょう。

失踪者は年間80,000人いるといわれています。この中で、失踪ではなく殺人事件と断定して捜査するのは極めて難しいことです。

つまり、死体をうまく処理してしまえば殺人を犯しても事件化されないことになります。


以下、化学的に最適と思われる殺人の後始末方法を記述します。
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