最大級の宅配サイト「出前館」を運営する「夢の街創造委員会」創業者である花蜜伸行が金融商品取引法違反(相場操縦)で逮捕目前だという。
2013~14年、高値で大量の買い注文を出し「夢の街創造委員会」の株価を意図的につり上げるなどの疑いをもたれている。証券会社の担当者と共謀。取引終了間際に、高値で取引を成立させる終値関与と呼ばれる手口が使われていたと見られている。
花蜜伸行氏は和歌山県立海南高校を卒業後、22歳でバイク便会社を創業。その後1999年に30才で「夢の街創造委員会」を設立し「出前館」をスタート。2006年現ジャスダックに上場。経営はスカウトした中村利江社長に譲りつつ、特別顧問におさまっていたようだ。その後、「薩摩恵比寿堂」をM&Aしトラブルに巻き込まれ、「夢の街創造委員会」株についても250万株を失い10億の借金を背負っているとも言われている。
出前館についても登録すると大量のスパムが届く、店の評価は自演が多い、登録している店の質が低いなど「うさん臭い」という噂が絶えなかった。
波瀾万丈の花蜜氏だが、特捜部は花蜜氏の関係先も事情聴取しており立件に向け、詰めの捜査をしてるという。今後の進展に注目が集まっているようだ。