喫煙歴27年!重度のニコチン中毒の私が禁煙に成功した話
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喫煙歴27年!重度のニコチン中毒の私が禁煙に成功した話
月9ドラマ「ラブソング」が始まり1か月が過ぎました。視聴率は低調なようですね。福山雅治さんを筆頭に多くの俳優や女優が出演しています。その中で私がつい目で追ってしまうのは、いぶし銀な存在でライブハウスSオーナー笹裕司を演じる……そう、宇崎竜童御大です!
彼を見ると「♪はじめて試したタバコはショートピース♪」のメロディーが頭に流れます。
思い起こせばあれは私が小学校4年生のころ、我が家はタバコ店を営んでいました。2号店もあり、その店は叔父が販売を行なっていたのですが、叔父は営業と称してゴルフに飲み会、懇親旅行にと店を休みまくり。その度に「オマエちょっと店番してこい!」と親父からの命令が発動されました。「なんで子どもが遊びに行けずに店番をしなきゃいけないの! しかも叔父の子どもの○○兄ちゃんに店番させればいいじゃん」と文句を言ってはみても親父の命令に逆らうことはできません。確かにまったく手伝いをしない兄ちゃんより、普段から手伝っていた私に店番を任せたいのは当然といえば当然でした。
結局私が店番をすることになるのですが、小さい店の小さいレジの前にちょこんと座り、お客さんを待つわけです。お客はたまにしか来ないためとても暇……。することがないので、テーブル周りや机の中、戸棚の中を片付けと称して物色します。
叔父はずぼらでだらしがない男でした。戸棚はグシャグシャ、机はメチャクチャ、封を切ったタバコがあちらこちらからゴロゴロと出てきます。100円ライターもいろんなところに放置されています。
「タバコは二十歳になってから」――もちろん知っています。
子どもは吸ってはいけません。子どもは元気に外で遊ばなくちゃいけません。でも私は遊ばないで働いている。
働いている=子どもではない!
「はじめて試したタバコはセブンスター♪」頭の中で宇崎竜童がニヤニヤと笑いながら歌う中、私はタバコをくわえて100円ライターの火を近づけました。
「あれ? なんで? 火がつかない?」
「あ! 吸い込まなくっちゃいけないんだ!」
タバコに火を付ける叔父の姿を思い出します。確か火を付けながら大きく吸い込み、口いっぱいの煙をもうもうと吐き出していた。
もう一度タバコをくわえライターを近づけ、今度はスゥッと吸い込んでみます。すると、口の中に灰皿に水を入れたときのような匂いが広がり、全身の血の巡りが急にターボがかったようにギュイーンと巡り、心臓がバクバク、こめかみの血管がドクドクと脈打つのを感じました。
頭はクラクラ、目はチカチカ、何より喉を焼かれたような痛みが走ります。ゲホゲホと咳き込み、咳き込む度に口の中には灰皿の匂いが充満していきます。
タバコなんて絶対に吸うもんじゃない!! ……と思ったのが、私のタバコ初体験の感想でした。
とはいうものの、店番を命じられる度にタバコに火を付けむせかえるを繰り返し、最終的には自ら店番に名乗り出て、タバコの煙で輪っかを作れるようになるまであまり時間はかかりませんでした。
それから中学・高校と吸い続け、歯も指もヤニで真っ黄色。口臭もタバコを吸うおっさんと同じ匂いがしていました。
そんな私ですが、現在47歳で禁煙歴は10年となりました。10歳から始まった喫煙は37歳までと27年間もの長きにわたります。私の「心の友」であったセブンスター。この相棒ともいえるセブンスターとどうやってお別れしたのか……。
今回は、私の禁煙成功談をご紹介したいと思います。