ゾンビマンションの実態 番外編 ~ゾンビとの共闘~
大阪市は現在、生活保護世帯数(生活保護率)全国1位となっています。そんな生活保護受給者が多く住む低賃料マンションを、通称「福祉マンション」、業界的には「ゾンビマンション」と呼んでいます。
ゾンビたるゆえんは、高齢のうえ不健康な方が多く、マンション周辺を蘇った死体のようにウロウロと歩いていることから。
決して不死身というわけではありません。
今回は一風変わり、ゾンビと共闘して違法民泊をやっつけているお話をいたします。
家主の許可なく行なわれている民泊は、いわゆる又貸しにあたります。多くの賃貸借契約には「第三者の利用を禁止する」といった内容が盛り込まれており、無断で民泊を行なっている借主に対し、警告や退去を促すことができます。
しかし、具体的に民泊を行なっているという証拠を押さえることは非常に困難です。一定の部屋に継続的に入れ替わる旅行客のデーターを取り、確証を得ることは一筋縄ではいきません。
管理会社やオーナーが本気で民泊を押さえるためには、マンションに住み込んで調査するくらいの気合いと覚悟がいります。
そこでゾンビたちの登場です。