以下の文書は、警察大学校で行なわれる研修のために作られた資料です。各都道府県警で警察官に対して行なわれる、職務質問教育マニュアルとしても用いられています。任意といえど、半ば強制的に行なわれるというイメージの職務質問。トラブルから違法性を問われる事態に陥らないよう、瀬戸際の手法が細かく解説されています。
監修:
・法務省 公安調査庁総務部
・警察庁 警備局公安課
・警察大学校 生活安全教養部
新年度版のため、流動的な社会情勢・現行法にも対応した内容となっています。
なお、法律文に関しては条文をそのまま転載せず、その意味が変わらない範囲で分かりやすく書き換えてあります。また、筆者の解説も加えてあります。
-----------------------------
【職務質問 実践の手引き】
■職務質問の要領
警察の真の価値は、端的には捕まえられるかどうかであり、その手法のひとつである職務質問による検挙は、「無」から「有」を生み出す捜査手法で、地域警察官にとって犯人検挙の最大の武器である。