2011年より、デヴィ夫人の個人事務所「オフィス・デヴィ・スカルノ」の経理を担当していた辻村秀一郎が、5年半にわたり2億円近くを横領。このたび業務上横領の疑いで逮捕された模様。

逮捕容疑は2016年3月中旬、事務所の運営費60万円を銀行口座で引き出し、横領した疑い。辻村は「詳細は覚えていない」と容疑を否認している。

昨年9月、納税のためのお金が足りなかったことから、銀行の融資が必要な事態になった。その時、毎年黒字で現金はあるはずななのに、どうして銀行から借りなければいけないのかと不審に思い内部調査したところ、事務所の口座から使途不明な引き出しが約300回、計約1億7000万円分あったという。

だが、実際はそれを大きく上回る被害で、証拠をもって判明できない現金の取り扱いや、納税の時期に辻村から「お金が足りない」と言われた銀行の借入金も含めると、計約2億7000万円にも上る。辻村は横領した金を女につぎ込んでいたという。

辻村は2011年当初、CMC税理士法人 杉田会計アソシエイツから派遣されていたが、その後、デヴィ夫人の信頼を得て、週3回勤務するという直雇用に変更。監督のため、税理士も月2回チェックにきていたが5年以上発覚しなかったため税理士の監督責任も問われているという。

2011年2月から2016年9月の間、辻村による横領が続けられており、そんな彼を不審に思ったデヴィ夫人側が、2016年2月より会計事務所を、税理士法人 望月会計事務所に代えて調査したものの、プロでさえ7ヶ月も横領が判明せず、ようやく9月に偶然の事故により判明。相当手の混んだ横領テクニックを駆使していたようだ。

デヴィ夫人は「このような大それたことをする人とは思えず、結果的に大変な知能犯ということがわかりました」「このような事件が起きたことを、大変遺憾に思います」とコメントした。


横領 デヴィ夫人 元経理逮捕 二億円超着服か

被害弁済は困難と思われるが、横領により数千万の借り入れが発生しており、踏んだり蹴ったりとしか言いようがない。2014年にはハローワークでお手伝いを募集しており、信頼できる人材はかなり枯渇しているのだろうか。

事件を受けて、大手百貨店のデヴィ夫人出演のイベントが急きょ中止になってしまったことも判明。泣きっ面に蜂状態の夫人には同情論が上がっている。


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