猫虐待犯・大矢誠の実刑を求めるネットリンチが逆効果に
5ちゃんねるの中で、最も犯罪に近い板として有名な「生き物苦手板」。動物の虐待画像や、虐待の方法などの書き込みで埋め尽くされているが、「カルおじ」「アウアウ」というコテハンを使い、虐待画像をアップロードしていた税理士、大矢誠が、2017年8月29日に逮捕された。判決公判が12日、東京地裁で開かれ、懲役1年10か月、執行猶予4年(求刑懲役1年10か月)の判決が下された。
大矢誠は、罠で捕獲するなどしたネコ13匹に熱湯をかけるなどして、うち9匹を殺し、4匹を傷つけた。11月の初公判では起訴内容を認め、「糞尿被害に遭って駆除しようと考えた」と話していたという。
この悲惨な虐待事件に激怒した動物愛護者らにより、実刑を求める署名がスタート。
判決前に、ネットリンチともいえる嫌がらせをエスカレート。大矢誠は税理士を廃業するなど、さまざまな制裁を受けた。
一連の嫌がらせが「社会的制裁」と認められ、20万人の署名が無駄になってしまったという。
温情判決を求めるたった274人の署名も集まっていた
正義の名の下に、感情の赴くまま怒りをぶつけてしまった過激派愛護団体。それにより、本来なされたかもしれない刑罰が軽くなってしまうとは、本末転倒。犯人への嫌がらせはまったく意味を持たず、逆効果になってしまったようだ。
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