今年の夏は記録的な猛暑で、快適な生活を送るにはエアコンが必要不可欠だったかと思います。そんなエアコンですが、部屋の温度を低下させるだけでなく、部屋の湿度も低下させることができるのを皆さんもご存知だと思います。

しかしながら、その除湿作用のため、エアコン内部は水滴が溜まりやすく、夏の冷房の使用はエアコン内部のカビを大幅に増殖させてしまいます。

エアコン内部に生えるカビに対して、フィルターの掃除は意味がなく、清掃は専門の業者に依頼することとなります。

あまり知られていませんが、一夏のエアコンの利用でかなりのカビが内部に溜まるため、毎年の清掃が理想とされます。

ただ、業者に依頼すると1回1～2万円ほどの費用がかかり、毎年依頼するとなるとバカになりません。

ちなみに高価な機種では、内部の掃除機能が搭載されているものもありますが、実はたいして意味がありません。エアコンの維持においてホコリよりもカビのほうがはるかに問題となりますが、自動掃除機能を駆使しても内部のカビを除去することは難しいです。

また、フィン（熱交換する場所）の内部の清掃には限界があり、フィン表面の汚れが、冷却効率に直結することを考えると安価なモデルをこまめに買い替えたほうが効果が高いといえます。

少し話はズレましたが、エアコン内部を清潔に保つことは健康的な生活を送るという目的だけでなく、冷暖房の効率にも繋がるため、非常に重要だということです。

そこで、エアコンクリーニング業者の私が教える、業者に依頼せずにエアコン内部を個人で清掃する方法をお伝えいたします。

簡単にいうと市販の洗浄剤を使って清掃します。ただ、ドラッグストアなどに売っている300円ほどの洗浄剤（スプレーが多いです）、これらの製品はまったくといっていいほど効果は期待できません。掃除するだけ無駄です。