防弾ホスティングサービス（以下、BPHS：BulletproofHostingService）とは、麻薬売買やジポ、DoSやボットネットワークの貸し出しなど、アンダーグラウンドに対応したサイバー犯罪者向けのホスティングサービスです。匿名化により、摘発しようとする当局（警察など）から発信者を守っています。


■「漫画村」の事例

漫画村はBPHSが機能した典型的な例です。海賊版マンガの公開と収益化をあれだけ大々的に行なっていながら、結局犯人の逮捕には至っていません。これはBPHSがコンテンツの発信者である漫画村を守ったからです。


■BPHSは「しらばっくれてくれる」

通常のプロバイダーは当局に要請された場合、素直に該当する情報を引き渡します。しかし、BPHSはあの手この手でしらばっくれます。「当局と名乗るならその証明を寄越せ」「サーバー設置国の法律により困難」などと照会をかわします（実際、BPHSはインターネット関連法の未発達な国にサーバーを設置する傾向があります）。


■BPHSリスト

BPHSを利用してホスティングされているということは、裏を返せば「やましいところがある」ことを意味します。
もし法律的に怪しげなコンテンツがこれらのプロバイダーによってホスティングされているならば、その利用は控えるべきでしょう。