コンパで出会ったA美。照れて私の隣には来なかったが、絶対わたしに気があることは分かっていた。わざわざ私に聞こえるように会社の話をして私に対して猛アピール。何度も目が合い、その度にサッと逸らす。あの目は私に惚れていること間違いなし！ 初い女だ。そこで幹事に頼んでA美の連絡先（LINEの友だち紹介と電話番号）を入手。

それからは毎日LINEを送ったり、SMSを送ったり、たまには電話したりもしたが、タイミングのせいかうまく連絡が取れず……。そんな日が続く。

ただ、どうやらA美は恥ずかしがり屋のようで、私の愛の言葉に照れてLINEをブロック、おまけに電話番号も着信拒否（と同時にSMSも拒否）。

おいおい、照れ屋も過ぎるぞっ。ま、そんなとこも可愛いな(*´ω｀*)

仕方なく、前にコンパで話していた会社付近まで直接会いに行ったところ、泣いて感激するA美。その日は感激のあまり泣いたまま走って帰ってしまったが（笑）そんなおっちょこちょいのところも憎めない。

再び会いに行くとなぜか横に男が。A美の奴め、私にヤキモチを妬かせようと必死だな。まぁ男がなにやら言っているが大人な私はそれなりの対応でスルー。まったくA美にも困ったもんだ。

次に会いに行ったところ、警察官がおり何やら私たちのことを誤解している感じだ。痴話喧嘩レベルの犬も食わないなんちゃらで接近禁止命令だなんておかしいだろ。警察官が私へ恫喝することに驚いてか、A美もこちらの顔も見れないという状態。私のA美が怖がっているからいい加減にして欲しい。

取りあえず警察の誤解が解けるまではA美に会いに行けないのだが、私の溢れ出る愛はA美に届けなくてはならない。私からの愛のメッセージがなければA美も不安になってしまうだろう。

そこでSIMを買い、新しい電話番号でSMSを送ったが再び着信拒否。警察のせいでA美がスネてしまったようだ。それともツンデレか？ 駆け引き上手な奴め。しかしそんなところも子猫のようで堪らない。

ただ、ここで連絡をやめてはA美の機嫌は一生直らないだろう。

掃除が苦手で私に嫌われたくなかったのか？ A美の住所は教えてもらっていないため、手紙を送ることはできない。

さて、どうやって愛を伝えるか……。

そんなとき、今は廃れてしまった有効な方法を思い出す。これなら着信拒否もできないし、毎日愛の言葉を贈ることもできるぞ！