ウォール街の風(2020年05月版)

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2020/5/14 09:00
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金融街の上を飛ぶ紙幣のイラスト

こちらニューヨークでは毎日好天に恵まれて日中はポカポカ、まさに行楽日和が続いています。先週の土曜日に家内とランチバッグを持ってセントラルパークに出かけてきたのですが、タンクトップ姿の若い女性が溢れかえっていました。白い素肌に金髪が揺れ、サングラス越しからも伺える美貌の目鼻立ち、白人女性はまるで芸術作品のようです。

ワクワクするようないつもどおりの初夏が訪れようとしています。
……と言いたいところですがコロナウイルスの猛威は衰えず、緊急搬送用のテントが張られ、アメリカの死者数は毎日2,000人以上、総死者数は5月中に10万人を超えると予想されています。

トランプ大統領は毎日テレビの中から「やっている感」をアピールしていますが、話の内容は無茶苦茶です。ただ、経済再開&中国憎しで支持率は下げ止まり、親中派と目される民主党の圧勝モードを覆す勢いです。

コロナウイルスによる死亡は国と人種によるところも多いです。アメリカでは死者の7割以上が黒人で、多くが基礎疾患(喘息・糖尿病・高血圧)を抱えています。またヨーロッパの死亡者も同様の基礎疾患を持っており、共通項として高齢・肥満・貧困が挙げられます。この状況はどこの貧困層にも昔からある問題ですが、同じ貧困でも喘息と肥満が少ないアジア人とは大きな差です。

欧米での貧困は食生活を破綻させ、安価で粗悪な糖脂質類の過剰摂取による肥満となることが多いです。同時に医療へのアクセスも低いことが、コロナウイルスの甚大な被害を生み出すことになっています。

トランプ大統領はこの状況に言及せず、経済優先に舵を切りました。白人至上主義を隠さぬ彼の行動は、アメリカの分断をますます助長、キリスト教保守派の加護のもと、白人没落中産階級に再び支持を広げる結果となりました。
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