案件名 　　　　　　　　　　　　　　　 2009/06/10 配信
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個人事業を始めるが雇用保険給付も満額もらいたい
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患者名 匿名希望 担当医 魔笛序曲 先生
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●患者問診より●

【現在の具体的な状況】
私は現在は給与所得者ですが、今年の5月に退職することになっています。

兼業することに問題はありませんので、今のうちから個人事業を始めて
おきたいと思っています。

どういう仕事をするかのめどは立っており、個人で取引を申し込むと信
用に乏しいので、個人事業の届けを出して屋号をつけて取引を申し込も
うと思っています。

【抱えてる問題／困っている事】
しかし、個人事業の届けをすると、現在の仕事の分の雇用保険の給付を
受けられないと聞きました。

満額受け取ったあとに個人事業の届出をしたいのですが、自己都合で退
職するので、給付は恐らく8月下旬からの90日間です。

ということは、11月下旬まで個人事業の届出が出来ないということにな
ってしまいます。

【何を聞きたいのか】
個人事業の届出をせず、勝手に会社名を名乗って取引しても法的に問題
ないのでしょうか。

実質的に課税は、個人事業を始めたときからされるのでしょうか。
それとも届出以降の活動に対してされるのでしょうか。

最大の目的は「雇用保険の満額給付」であって、課税逃れではありませ
ん。
雇用保険の給付が済むまでは無届で会社名を名乗って事業をして、給付
が済んだら届出をする、ということは可能でしょうか。



●担当医所見● 魔笛序曲 先生

>個人事業の届出をせず、勝手に会社名を名乗って取引しても法的に問題
>ないのでしょうか。

問題あります。
話が若干それますが、届け出うんぬんのことではなく「開業届を出す」
ということが個人事業です。

個人事業者が「社名 ××」や「××株式（有限）会社」等と「会社名」
を名乗るのはまずいです。

会社はあくまでも法人で、開業届でなく設立手続きを経て登記したもの
しか法人とはなりえません。
個人事業者の「屋号」は単なるニックネームであり、「社名」ではない
という認識をもっておかないと、後々トラブルになることがありますの
でご注意ください。

ただし・・・（非公開）


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2012/3/29 配信