案件名 2010/06/30 配信
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駅改札のデータはどの程度記録されているのか知りたい
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患者名 匿名希望 担当医 クリスチーネ剛田 先生
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■患者問診より■
【現在の具体的な状況】
不正乗車を行ったJR東海の社員が多数処分されたそうです。
そのとき行われた手法は、IC乗車券の入場記録の消去処理と磁気定期券
の情報改ざんという単純なものです。
対策として以下のことが公表されています。
・窓口処理機の入場記録の消去処理操作について管理者が日々点検
・システムデータを定期的に抽出
・磁気定期券を入場記録がなくても出場可能にする処理が出来ないよう
システム改修(この改修が完了するまでの間は日々記録を点検)
【抱えてる問題/困っている事】
初回の不正発覚は内部告発だと思いますが、その後の調査で判明した不正
はどのようにバレたのか疑問です。
入場記録の消去なんて日常業務として行われることですし、それが駅員
本人の私物ICカードということは、記名式で無い限り分からないと思わ
れます。(不正をする人間が記名式のICカードを利用しているとは思え
ません)
今後の対策としてあげられているデータの点検は、確かに全データの記録
は可能であっても、現実的にはその点検は無理がある気がします。
また、一般客の不正も判明する可能性もあります。
ICカードや磁気定期券についての報告が主ですが、通常の磁気乗車券の
不正は山ほどあると思われます。
それも調査するとなると、どのようなデータが自動改札に記録されてい
るのか疑問です。
【何を聞きたいのか】
調査による不正乗車はなぜバレてしまったのですか。
今後のデータ点検はどの程度行われるのですか。
磁気乗車券の調査まで行うとなれば、機械で回収した磁気乗車券を1枚1枚
人の目で確認するのですか。
そもそも磁気乗車券を通したときの改札機のデータは何が記録されてい
るのですか。
乗車券自体は全く見ないで捨てられるのですか。
時刻と防犯カメラから個人を特定して取締るというレベルのことまでや
るのでしょうか。
■担当医所見■ クリスチーネ剛田 先生
JR東海のケースは入場=ICカード、退場=職務乗車証、後日入場記録消去
しています。
ご指摘の通り、内部告発でバレたと思われますので、それなりに具体的
なチクリが入っていたと思われます。
>調査による不正乗車はなぜバレてしまったのですか。
改札業務に携わった社員全員(約3,000人)の面談、調査が行われていま
す。
自主的の名のもとに・・・(非公開)
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