クリニック ガイガーカウンターを売りたい

2012/1/24 21:00
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案件名 2012/01/24 配信
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ガイガーカウンターを売りたい
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患者名 スズキミカ 担当医 えてんずあみど 先生
mica 先生 kazuna 先生
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■患者問診より■

【現在の具体的な状況】
現在私は、ロシア製のガイガーカウンター(放射能測定器)を販売して
おります。

品種は「SOEKS」という携帯用の小型放射能測定器で、定価84,000円です
が10個以上の大量購入の場合は1機につき50,000円で提供しています。

オークション等で販売されているガイガーカウンターより値段は高いで
すが、品質には自信があり保証体制も万全です。

【抱えてる問題/困っている事】
品質には自信ありの高性能の商品ですが、売り上げがいまいち伸びずに
悩んでいます。

【何を聞きたいのか】
ガイガーカウンターを求めている企業や教育機関、施設等を知りたいと
思っています。

また、売り上げUPの秘訣なども教えてもらえると助かります。

どうぞ宜しくお願いします。



■担当医所見■ えてんずあみど 先生

ガイガーカウンターは、これから中学校でニーズが増加することが予想
されます。

それは、今年度から全国中学校3年生の理科授業で「放射線」を扱う事
が決まっているからです(これは3.11とは関係なく学習指導要領という
カリキュラムの改訂に伴うものです)。

そこで放射線をどう教えるかで、中学校の理科教師を対象とした研修が
行われています。理科の先生とはいえ、実は放射線に詳しい人は大変少
ないのが現状です(震災後には多少は増えましたが)。

現在も文部科学省が・・・(非公開)



■担当医所見■ mica 先生

震災以降、国内メーカーが手頃な値段で出し始めているので今後売れ行
きを伸ばすのは難しいのでは?

国内製では・・・(非公開)



■担当医所見■ kazuna 先生

●Twitterまとめより
「測定とは簡単なものではないんですよ」
http://togetter.com/li/161823

「測定器(測定機器)さえあれば何でも計れる」と思われがちですが、
正しい測定を行うには、測定器が正常であることが必須条件です。

測定器の精度(偏差)が許容される規格内である事や、測定条件を揃え
ることも重要です。

同じ測定対象でも測定する度、又は測定者により結果が変わってしまう
のでは困ります。

決められた測定手順に従うことも重要です。

規格の異なる測定器で、精度すら疑わしい簡易測定器で、各人が思いの
ままに計測した値など何の意味も持ちません。特に測定器まで購入する
人は、高い値を叩き出そうと頑張る傾向がある様に感じます。


●校正と定期検査について
全ての測定器は法律(計量法)に基づき、認定機関による校正と定期検
査を受けなくてはなりません。

計量法
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H04/H04HO051.html

第一章 総則
第二条 この法律において「計量」とは、次に掲げるもの(以下「物象
の状態の量」という。)を計ることをいい、「計量単位」とは、計量の
基準となるものをいう。


長さ、質量、時間、電流、温度、物質量、光度、角度、立体角、面積、
体積、角速度、角加速度、速さ、加速度、周波数、回転速度、波数、密
度、力、力のモーメント、圧力、応力、粘度、動粘度、仕事、工率、質
量流量、流量、熱量、熱伝導率、比熱容量、エントロピー、電気量、電
界の強さ、電圧、起電力、静電容量、磁界の強さ、起磁力、磁束密度、
磁束、インダクタンス、電気抵抗、電気のコンダクタンス、インピーダ
ンス、電力、無効電力、皮相電力、電力量、無効電力量、皮相電力量、
電磁波の減衰量、電磁波の電力密度、放射強度、光束、輝度、照度、音
響パワー、音圧レベル、振動加速度レベル、"濃度"、"中性子放出率"、
"放射能"、"吸収線量"、"吸収線量率"、カーマ、カーマ率、照射線量、
照射線量率、線量当量又は線量当量率

""で括った通り、放射線測定器も含まれます。

もし教育機関に卸すのなら最低限「校正」と「点検」は必要です。

授業では測定器の使い方や測定方法だけでなく、基準線源を用いた日常
点検の方法や校正の必要性(校正や点検が重要である理由)に付いても
教えます。授業の趣旨や目的は測定器の使い方ではなく、こちらの方が
より重点的であるはずです。信頼できない測定器で測定された値は信頼
できない。これが教育の重点項目です。

人間の五感は信頼できない上、五感で感じられないものを視覚化・数値
化し、定量的に観測することが測定器の目的です。

基準線源を使用し点検方法等を学ぶ際、肝心の測定器に校正合格ラベル
が貼られていないのでは教育になりません。


●サポートも販売してくれるのか?
次にロシア製とのことですが、取扱説明書が付属すること、校正や点検、
修理などのアフターサービスは受けられるのか?

単位は何が使われているか?単位が違っても換算はできますが、単位Sv
を直読できる製品が望ましいでしょう。


●用途は何ですか?
正確であっても測定レンジは用途に見合っているのか?これも重要です
(全て重要ですが)。

例えば原子力施設で使用される高レベルまで測定できる線量計を「ホッ
トスポットメーター」などと呼びますが、これは1Sv/h以上の高線量を
測定するものです。人が持って線源に近づくことすら困難な領域。

こうした測定器は表示部が大きく作られており、三脚に取付け定点観測
に用います。走って設置したら離れた場所から望遠レンズで表示を読み
取るなどもあり。最近では無線伝送となっています。


下の動画は4月10日時点で、福島第一・第二原発の正門や、その周辺に立
ち入り撮影されたものです。






「ガイガーカウンタが入手難」とは言っていますが測定風景を見ると、
とんでもない測定器を持ち込んだものだと感じます。測定レンジは分か
りませんが、これが激しく反応する様なら生きて帰れないか健康に影響
が出るレベルでしょう・・・(非公開)


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