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【核兵器製造】爆縮レンズの作り方 その2
爆縮レンズは、原子爆弾に核分裂反応を発生させるための技術のひとつ
です。原子爆弾の構造は、「ガンバレル型」と「インプロージョン方式」
の2種類に分類されますが、ガンバレル型が使用されたのは広島原爆のみ
です。長崎原爆以降の多くにはインプロージョン方式が採用されています。
そのインプロージョン方式の中で中心となる技術が「爆縮レンズ」です。
プルトニウムを用いる原子爆弾は、確実に核分裂反応を起こさせる必要
があり(超臨界状態)、そのために周囲から強い力をかけて中心部を圧縮
します。周囲全体から圧縮をかけることを「インプロージョン(爆縮)」、
圧縮力の伝わり方がレンズの中の光に似ていることから、この技術を
「爆縮レンズ」と呼んでいます。
以下、爆縮レンズの作り方をご紹介いたします。
プルトニウムの入手方法に始まり、中核の作製→爆縮レンズの作製→
組み立て→起爆装置→安全装置→爆破までを順を追って説明していきます。
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プルトニウム式爆縮型原子爆弾の構成は、中心部・爆縮部・外装部です。
<中心部>
中性子点火器:半径1mmの球体
空隙:半径1~12.5mm
プルトニウム層:半径12.5~111.175mm
ホウ素層:半径111.175~114.3mm
<爆縮部>
アルミニウム層:半径114.3~234.95mm
爆縮用爆薬層:半径234.95~460.375mm
レンズ伝播爆薬:半径460.375~689mm
<外装部>
コルク層:半径689~701.5mm
金属内層:半径701.5~727mm
空隙:半径727~760.5mm
金属外層:760.5~765mm
■行程A:中核の作製
・・・(非公開)