現在も10人以上が全身火傷の重体で命が危うい状態となった福知山花火大会での屋台爆発事故。
気化したガソリンを観客にかけ、大惨事を引き起こした大阪市生野区の露店商は両手に火傷を負ったが命に別状はないという。
事故前。
【露店商と思われる男性】
事故10分前。
【ドラちゃんカステラが出火の露店(右)】
【事故状況】
【事故動画】
【歯切れが悪い実行委員会の見解】
【露店側の責任者】
3人の犠牲者が出たにも関わらず報道は下火。
出火元の露店商の情報は、大阪市生野区の38歳である事のみ。
露店関係者に取材がないのは容疑が固まっていない事に加えて、実行委員会と露店商、そして警察との「裏事情」があるからだ。
各都道府県には露店商の集まりである「神農組合」がある。
表向きは露店商の組合、だが実態は暴力団のフロントである。
歯切れが悪い実行委員会の見解を見てもわかるように、行政が神農組合へ業務を丸投げしているのが慣例だ。
行政が神農組合へ業務を丸投げ、そして神農組合は露店の顔役であるテキ屋系暴力団へ丸投げ。
露店の種類や場所は、この顔役である暴力団が仕切る。
顔役が出すネタ(りんごあめ、ベビーカステラ、たこ焼き等)が一般の露店とかぶらないよう配置、選択する。
いい場所、いいネタは暴力団関係者が押さえ、それ以外は素人、カタギの露店になるという流れだ。
顔役は書類にまとめ神農組合提出、そして市の実行委員会→警察へと上げられる。
警察は提出された書類を見て「暴力団関係者がいない」と判断して露店の営業を許可する。
今回、出火元となった「ベビーカステラ」は粗利が大きく、また観客席の真裏という一番いい場所。
この店舗を仕切っていたのは山口組系早野会。
今回やらかした生野区の露店商の素性が暴力団関係者とオモテが出るのは福知山市、警察とも非常に困る。
書類上は「暴力団関係者がいない」事になっているからだ。
露店関係者の取材がないのはそのような裏事情が複雑に絡んでいる。
このタイミングで福知山の隣、兵庫の神農組合が暴力団員に用心棒代を支払っていたとして近く解散を届け出ることが報道されている。
今回の爆発事故で、夏の風物詩である華やかな祭りと警察、市、そして暴力団が複雑に絡む裏事情が打ち上げられてしまったようだ。
亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。
(激裏Pressより)