エキセントリックなレトロ潜水服
1906年、発明家De Pluvyは世界に先駆け空気をまとうタイプのダイビングスーツをつくった(画像左)。
彼はこのスーツが100mの水深に耐えれたと主張したが、そのジョイント部は革とゴムでありその真偽はめっぽう懐疑的だ。
なにより50年台のSFロボットのような見てくれが今となってはポンコツマシンにしか見えないのがなんていうか。
ちなみに画像右のダイバーは同年1906年にイギリスのウィンチェスター大聖堂を崩壊の危機から救ったウィリアム・ウォーカー氏。
彼はスーツを着こみ浸水しきった基礎部分にレンガや土のうなどを6年もの間詰め続けた。
ヴィクトリア朝時代のダイビングスーツ。Carmagnolle兄弟が1882年にこしらえた。
回旋型の関節を採用し動きやすく、また視野が広く(多く)なりました。
アッガイっぽい。
膨らむダイビングスーツらしい。左は気にしないでください
1797年に作られたスーツ。素手に素足、手には斧ってスタイルがイケてる。
モナコの博物館より。
ADS(大気圧潜水服)は石油産業で使われその後、海軍によって潜水艦の海難事故の救護などに使用されるようになっていた。
そんな中このJIMは60年代後半に開発され70年代、さらには80年代と20年近くにわたって現場の第一線で使用された。
深海381mを2時間闊歩し世界記録を打ち出したこともある。
1935年、J.ペレスダイビングスーツ。20年前の1915年にアイルランド沖でドイツ軍の潜水艦「U-20]によって敢え無く撃沈されたルシタニア号の残骸を調査しました。
前述のJIMダイビングスーツの前身である。
この潜水服はピエール・レミ・ドビードさんが考えたもの。
猟奇殺人してきそうな出で立ちだ。ちなみに靴も「込」です
このようなものも実現に至ったのだろうか。
ポピュラーなタイプ。
見るからに重そうだけどアルミ合金なんで割りと軽いのかもしれません。
初期のウルトラ怪獣でこんなのいた。(1911年)
この時代「潜水服=最高にイカす男の服」という方程式が一部で出来上がっていたらしく、中には結婚記念新郎がなぜか潜水服を着てる、
みたいなこともあったらしいです。
via:ぱるぷんてにゅーす