ネットの噂はガセだった?川崎中1殺人事件容疑者たち
川崎市の上村遼太君が多摩川河川敷で虐殺された事件で、舟橋龍一らが逮捕された。
犯人グループとされる舟橋龍一は黙秘、吉田、田中とネット上で噂になった他容疑者だが、舟橋以外の容疑者名はガセで、今回逮捕されているのは「柴山かずや」「樋口利生」という指摘が。
【舟橋龍一卒アルも流出】
18歳が5歳も年下の少年をリンチする違和感。舟橋容疑者はアニメ好き、過去同世代や年上の不良たちからはパシリとして扱われていたという。
殺害とは無関係で顔見知り程度と主張しているようだ。事件の真相究明が待たれる。
■ 18歳「何も言いたくない」…中1殺害3人逮捕
川崎市川崎区の多摩川河川敷で同区の中学1年上村うえむら遼太君(13)が遺体で見つかった事件で、神奈川県警は27日、交友関係があったいずれも同区の自称無職の少年(18)と、17歳の少年2人の計3人を殺人容疑で逮捕した。
17歳の少年の1人は、現場にいたことは認めているが、自分が殺害行為に関わったことは否定。残る2人は否認している。
発表によると、3人は共謀し、2月20日午前2時頃、同区の多摩川河川敷で、上村君の首を刃物で多数回にわたって突き刺すなどして殺害した疑い。死因は出血性ショックだった。3人は遊び仲間という。
調べに対し、18歳の少年は終始うつむき、「そのことについては何も言いたくない」と供述。この少年の弁護士は県警に対し、「(少年は)事件当時は自宅にいた」と関与を否定したという。
17歳の少年2人のうち自称無職の少年は「殺していない。近くにいただけ」、もう1人の職業不詳の少年は「殺した覚えはない」と、いずれも容疑を否認している。
県警は17歳の少年2人について、26日深夜から27日未明にかけて事情を聞いた。捜査関係者によると、2人のうち1人は「18歳の少年が(上村君の)首に刃物を刺すのを見た」と話したという。
26日夜には18歳の少年の弁護士が川崎署を訪れ、「本人を連れてくる」と告げ、27日午前、少年は弁護士に伴われて同署に出向いた。
捜査関係者によると、遺体発見現場付近にある防犯カメラの映像の解析などから3人が浮上。死亡推定時刻の直前、上村君と現場に向かい、3人だけで立ち去った疑いが濃厚になった。スマートフォンの無料通話アプリ「LINE」の通信履歴から、3人のうちの1人が19日夜、上村君を呼び出すメッセージなどを送っていたことも確認された。県警はこうした状況証拠から、事件当時、上村君に危害を加えることが可能だったのは少年3人に絞り込めると判断。「刃物で刺すのを見た」とする少年から、当時の経緯を詳しく聞く方針だ。
上村君の知り合いの男性(20)によると、グループの人数は約10人で、上村君は昨年11月から一部のメンバーと一緒に行動するようになった。逮捕された18歳の少年がリーダー格で、上村君は昨年12月、少年と知り合った。
少年は1月14日、横浜市内の駐車場で、「LINEのメッセージへの返信が遅い」などとして、上村君を地面に正座させ、10分以上殴り続けた。この時は、一緒にいた別の少年が間に入り収まったが、以降、上村君は「(グループから)抜けたい」と言い始めたという。上村君は1月8日の冬休み明けから学校に姿を見せなくなっていた。
県警は上村君を含む4人の関係を調べ、動機の解明を進めている。