■長女取り合う形でもめた?加護亜依に暴力、離婚協議中の夫を逮捕
アイドルグループ「モーニング娘。」の元メンバー加護亜依(27)を暴行し負傷させたとして、警視庁が9日、傷害容疑で、夫で会社役員の加護陽彦容疑者(47)を逮捕したことが捜査関係者への取材で分かった。
逮捕容疑は5月12日午前8時ごろ、港区六本木の陽彦容疑者の自宅マンション内で、加護に蹴るなどの暴行を加え、首や右手足に打撲など10日間のケガをさせた疑い。
2人は11年12月に結婚を発表し、翌年6月には長女が誕生。しかし、陽彦容疑者が昨年10月に出資法違反の疑いで警視庁に逮捕(その後不起訴処分)されて以降、夫婦間に溝が生まれ、今年3月頃から離婚協議が始まっていた。
スポニチ本紙の取材では事件の背景には、この夫婦の離婚問題がある。現在、離婚協議は平行線をたどっており調停に持ち込まれている。双方離婚は避けられないということで合意しているものの、親権をめぐって完全に対立しており、条件面でも折り合いがつかない状態になっている。
別居に踏み切った加護は長女を連れて奈良の実家へ戻っており、事件があった日は離婚問題を直接話し合うため、陽彦容疑者の自宅マンションを長女と訪れていた。
その際に長女を取り合う形でもめたとみられ、暴行があったと警視庁はみている。この時に長女がケガをしたため、陽彦容疑者が病院に連れて行っている。
逮捕に至った経緯としては、事件直後に加護から通報があり、被害申告を受けたため警視庁が捜査。加護の両手足からすり傷や打撲が確認できたことなどから容疑を裏付けた。ただ、陽彦容疑者は容疑を否認している。
一方、加護の所属事務所は「夫婦のことなので事務所としてお話しすることはありません」とコメント。加護は4月に離婚協議中であることをブログで公表して以降、その後の状況は明らかにしていなかった。