獲得賞金の総額は770億円以上、トップジョッキーの武豊。父武邦彦は調教師、弟幸四郎は現役のJRA騎手として活躍するなど競馬一族である事は間違いない。しかし報道されない親族がらみのトラブルが多い事が武豊自身の不倫騒動で暴かれ話題になっている。
武豊は4人兄弟の三男。2000年に長男である武伸氏が覚せい剤取締法違反で逮捕されている。現在は消息不明。2003年には親族間で殺人事件が勃発。父邦彦氏のいとこ、武勇氏が経営する北海道の武牧場で、武勇氏が殺されるも犯人は見つかっておらず事件は未解決。2011年には弟でJRA騎手でもある武幸四郎が、京都市内の飲食店で客とケンカし傷害事件に発展。自身も頬骨を骨折、4ヶ月休養する事態に。
自身の不倫スキャンダルで親族の闇が暴かれた武豊。今年のフェブラリーSで勝っているとは言うものの負けが多く引退も囁かれる。今後の活躍も期待されるトップジョッキーなだけにスキャンダルは手痛いのではないだろうか。
■武豊の身内に関する様々な事件 兄は覚せい剤、親戚は惨殺
日本を代表するトップジョッキー、武豊騎手。競馬での獲得賞金の総額は770億円以上であり、年収は2億とも3億とも言われている。
また、メジャーリーガーのイチロー、ダウンタウンの浜田雅功、SMAPの木村拓哉、とんねるずの木梨憲武といったスポーツ界、芸能界など各ジャンルの大物と交流があり、奥さんは元アイドルの佐野量子で、京都に豪邸を所有するなど、まごうことなき「セレブ」の一人と言えるだろう。
常に“競馬界の顔”として、華々しくスポットライトを浴びてきた武豊。だが、決して明るい側面だけではない。彼が過去に、身内に関する様々な“事件”に巻き込まれていることをご存じだろうか。
武豊は4人兄弟の三男として生まれ、父武邦彦は騎手から調教師となり、弟幸四郎は現役のJRA騎手として活躍している。親族には牧場経営者もいるなど、まさに「競馬一族」の中で育ってきた。だが、この親族こそが、スターである武に影を落とす要因となってしまっている。
まず、2000年に実兄である長男の武伸氏が覚せい剤取締法違反で逮捕。伸氏はフリーライターとして毎日新聞にコラムを掲載するなど活動していたが、「超がつく勝ち組である弟・武豊に対する妬み」を理由に覚せい剤に手を出してしまった。その後は寺にこもったと言われているが、詳細は不明。
さらに03年、武豊騎手の父邦彦氏のいとこである武勇氏が経営する北海道の武牧場で、その武勇氏が惨殺される事件が起きた。犯人はいまだ見つかっておらず、事件は迷宮入りとなっている。
そして11年には、弟である武幸四郎騎手が京都市内の飲食店で客と口論になり傷害事件へと発展。頬骨を骨折して4カ月の休養となった。事件性はないにしても、一般人とトラブルになることはアスリートとしてはあってはならないことだろう。
武豊本人は直接事件を起こしていないものの、ここまで身近な人間が事件に関与することはまれだ。稀代のトップジョッキーにすら、こうした不遇があるということか……。
ちなみに、武自身にウワサされるのは“女性スキャンダル”のみ。10月には、武がフリーキャスターの美馬玲子と不倫しているという報道で世間が大騒ぎしたが、過去にはダルビッシュ有の元夫人である紗栄子や吉高由里子、さとう珠緒といった芸能人、元体操選手の田中理恵やモデルなど、数多くの女性との関係がささやかれてきたが、親族に起こったトラブルに比べたらかわいいものかもしれない。
現在、武豊騎手は芝のG1レースで2013年以降未勝利、なんと35連敗中だという。女性関係で話題になるのもいいが、トップジョッキーとして、そろそろ大観衆を湧かせてほしいものだ。