接続元を匿名化! 個人情報を守る「Torブラウザー」
通常のブラウザーを使ってウェブサイトに訪問したり、掲示板に書き込んだりすると、IPアドレスという痕跡が残ります。
IPアドレスとは、インターネット上で通信する端末が必ずもつ住所のようなもので、これを手がかりに、どこの誰がアクセスしたのか、掲示場に書き込んだのかということが特定できてしまいます。
何らかの理由により裁判を起こされ、プロバイダー側に契約者の開示が求められた場合、すべての個人情報は明かされることになります。
そこで接続元を隠してアクセスしたい、または個人情報を守りたいときに使えるのが、匿名化ブラウザーの「Torブラウザー」です。
Torブラウザーは、接続経路の匿名化をする技術「Tor」が組み込まれたブラウザーです。公開から10年以上経った現在でもその技術は破られることなく匿名化を保っています。
【Torブラウザーのインストール方法】
Tor Projectの
Downloadページにアクセスし、使用パソコンのOSに合わせたインストーラーをダウンロード。
ダウンロードした「torbrowser-install-**-*.*.*_en-US.exe」を起動、Languageを「日本語」にしてインストール。
初回のみ「Start Tor Browser」をクリック後「Connect」をクリックしてブラウザーを起動。
次回からは「Start Tor Browser」を起動するだけで使えます。
【IPアドレスを変える方法】
起動画面右上のほうきのアイコンをクリックすると Torブラウザーが再起動され、新しいIPアドレスに切り替わります。
Torブラウザーを再起動したくない場合は「New Tor Circuit for This site」をクリック。これで閲覧しているウェブサイトの状態はそのままで、新しいIPアドレスに変えることができます。
【IPアドレスの確認】
IPアドレスの確認サイト、
診断くんや
確認くんなどで確認することができます。
【注意】
Torブラウザーは接続経路を匿名化してくれるものであり、通信内容の秘匿化を行なってくれるものではありません。過信は禁物ですのでくれぐれもご注意ください。
そのほかも、知っておくと便利なサービスやソフトをご紹介しています。
随時更新して参りますので、ご参考ください。