春夏秋冬、さまざまなところにニョキニョキと生えているキノコ。食べると、美肌効果があるものから死に至るものまで……。そんな謎多きキノコの中から、危険なキノコに焦点を当ててご紹介していきます。

キノコの魅力は何といっても、その毒性です。しかし毒と一口にいっても喫食後ほどなく症状がでるような即効性のものは非常に少なく、数日後に症状が出るという遅効性のものがほとんどです。

遅効性で一番問題になるのは、いつ食べた物なのか何を食べたのか、原因の特定が困難になることです。もしキノコを気づかずに食べていた場合、本人に心当たりがないことで、さらに見極めが難しくなります。

今回、毒キノコめぐりを2回に分けてご紹介いたします。
前編では「致死性が低い毒キノコ」を、後編では「致死性が高い猛毒キノコ」をお送りいたします。