以下の文書は、警察大学校で行なわれる研修のために作られた資料です。各都道府県警で警察官に対して行なわれる、職務質問教育マニュアルとしても用いられています。任意といえど、半ば強制的に行なわれるというイメージの職務質問。トラブルから違法性を問われる事態に陥らないよう、瀬戸際の手法が細かく解説されています。
監修:
・法務省 公安調査庁総務部
・警察庁 警備局公安課
・警察大学校 生活安全教養部
新年度版のため、流動的な社会情勢・現行法にも対応した内容となっています。
なお、法律文に関しては条文をそのまま転載せず、その意味が変わらない範囲で分かりやすく書き換えてあります。また、筆者の解説も加えてあります。
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■3-4. 車両内検索の要領
所持品検査および車内検索を実施するか否かの判断と、どの程度行なうかの判断は、その現場において、声かけときにおける相手の身体的特徴や反応等から判断する。職務質問のプロは、これを瞬時に判断する。これまでの何千回、何万回という職務質問・所持品検査の実施実績に裏打ちされた教訓から直感で判断できるという。