カルテ:長い目で見て土地を有利に購入したい
患者名:困ったちゃん
担当医:
Hatch先生
■患者問診■
【現在の具体的な状況】
現在、80~100坪ほどの土地購入を検討しているのですが、その購入を個人名義ですべきか、法人名義ですべきか迷っています。
私の父親は法人の代表取締役をしており、こちらの法人名義で物件(土地や建物)を複数所有しています。法人名義としているのは税金対策です。
今後、父親からの相続等を考えた場合、今ある物件や新しく購入する土地をどのように運用していくか悩むところです。
<所有物件>
・物件1:土地&建物→個人名義
・物件2:土地→他人名義(購入予定の土地)、建物→個人名義
・物件3:土地&建物→個人名義
・物件4:土地&建物→個人名義
・物件5:土地&建物→法人名義
以下、私が考えている方法です。
[個人A]=私
[個人B]=父親
[個人C]=土地所有者
[法人A]=父親経営の法人
[法人B]=私が作る新規法人
[法人C]=不動産
<土地購入について(新規購入の場合)>
①[個人C]所有土地を[個人A]が銀行から借り入れし、購入する。
(販売者)個人C⇔(購入者)個人A←(出資者)銀行
②[個人C]所有土地を[法人A]で購入する。その際、[個人A]が銀行から借り入れをする。
(販売者)個人C⇔(購入者)法人A←(購入者)個人A←(出資者)銀行
※法人Aの役員に、個人Aがなります。
③[個人C]所有土地を[法人B]で購入する。その際、[個人A]が銀行から借り入れをする。
(販売者)個人C⇔(購入者)法人B←(購入者)個人A←(出資者)銀行
※法人Bの役員に、個人Aがなります。
【抱えてる問題/困っている事】
現在、父親が個人名義で所有している土地の相続をした方がいいのか、それとも法人所有にして運用した方がいいのかも問題です。
①[個人B]所有物件を[個人A]が相続する。
(被相続人)個人B→(相続人)個人A
②[個人A]相続はせず、[個人B]所有土地と建物を[法人A]へ譲渡/販売する。
(販売者)個人B→(購入者)法人A
※法人Aの役員に、個人Aがなります。
③[個人A]相続はせず、[個人B]所有土地と建物を[法人B]へ譲渡/販売する。
(販売者)個人B→(購入者)法人B
※法人Bの役員に、個人Aがなります。
④[個人B]所有土地を[個人A]相続はせず、[法人C]へ販売し、[個人A]or[法人A]or[法人B]が[法人C]から再購入する。
(販売者)個人B→(購入者or転売)法人C→(購入者)個人Aor法人Aor法人Bのいずれか
【何を聞きたいのか】
新規取得する土地と、現在父親が所有している物件に関して、長い目で総合的(固定資産税・相続税・法人税など)に判断すると、個人所有と法人所有のどちらがいいのでしょうか。
アドバイスをお願いいたします。