ラリの工学系せどり日記(近況せどらーの苦しい現実など)
低額資本で月々まとまった金額を稼げる「せどり」について、スタッフ
ラリが情報商材に惑わされないで自ら実践してきたノウハウをリアルタイムでお届けしていきます。
近所のBOOKOFFがまた1店舗廃業になった。いまだに半額セールをやる貴重な店だったのに残念だ。総じて古本はAmazon価格に忠実に沿うようになってきており、コスパが良い商品を見つけるのが困難になっている。一律定価の半額だった昔が嘘のようだ。商品を見ている客は多いが買っている人が少ない。これは通常の本屋も同様で、インターネットが普通の時代になって店はショーウインドー化して、印刷物自体の需要がなくなってきたのが原因だろう。
都会まで遠征に行ったときに感じたが、せどりは同業者の少ない田舎に限る。それでも少しはいた同業者が最近はまったくというほど見かけなくなった。リーダーを使って片っ端からサーチする戦法が店側の差額を極限まで解消する努力のせいでせどりの労力に合わなくなり、せどり自体を辞めるケースが増えている。やってみるとわかるが、立ちっぱなしで長時間本を引っ張ってはバーコードを追い、戻しては撫でるという作業をえんえんと続けるのは非常に疲れるもので、まさに肉体労働である。
またラリお勧めの、一時は利ざやの大きかったコンビニコミックも一巡して飽和しつつあり、いわゆる定番のシリーズもゴミ価格に収束して仕入れてもなかなか売れない状態になってきている。普及して供給が需要を上回ってきた印象がある。以前申し上げたとおり、死活問題となっている店側がせどらーを締め上げる動きも強くなっている。
しかしこういった状況からでも、せどりは少ない時間でまだ稼げる商売である。インターネットが普及したとはいえ、印刷物でないと使えない分野、内容だけではなくそのもの自体に価値がある分野、廃版となって再販しない人気本など、大量の商品の中から効率よく見つける目利きせどらーならではの出番はまだまだある。ビーマー(ビームせどらー)が絶滅しつつある昨今こそ「メッキー(目利きせどらー)」の真の活躍の舞台である。
それでは毎度好評の、せどりで売れたリストをお送りする。タイトル横の価格は送料と手数料含まずの実売価格だ(2018年1月)。