家賃滞納したときの体験談 ~苦肉の策で取った絶望からの脱出~
家賃を滞納してしまった場合、「今後どうなるのか」といった話はよくあるようで、実態においてもちょっと検索するだけで多くのエピソードが出てきます。
例)
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家賃滞納が今の日本で増えている深刻な事情
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家賃滞納したらどうなるの?家賃が払えないときの影響と解決方法
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何ヶ月分の家賃を滞納したら立ち退きしなくちゃダメなの?
だいたいは数か月滞納で強制退去となるようです。
そんななか、私は毎月6万円の家賃を半年間滞納、未払いのまま夜逃げしようと思っていました。
そのときは、「これはもう無理だ、無理だから逃げよう」としか考えていませんでした。
滞納し始めたきっかけは今月は厳しいから来月まで待ってもらおうという安易なものでした。なぜ安易にそう思ったのかは覚えていませんが、何となく待ってもらえそうな感じだなと思ったのです。
しかし翌月になると家賃は倍の12万円。とても払える金額ではありません。そして3か月……4か月……と過ぎていき、そのうち大家さんと会わないように行動、家に誰が来ても応答しないようになっていました。
本気で逃げようと思っていましたが、ふと「逃げたあとの生活はどうしよう」と考えたとき、結局逃げても行くところがないなと思ったのです。それもそうです。そんなとこがあったら、家賃が払えなくなった時点でアパートを退去してそこに住めばいいのですから(笑)。ただはじめは「家賃が払えない=逃げるしかない」としか考えていなかったのです。
その後の自分を突き動かしたのは嘘のような感覚でした。