安全運転のススメ ~全国Nシステムの設置場所マップ~
事件が起こった際、犯人の追跡に活躍する「Nシステム」。テレビなどで聞いたことがある方もおられるでしょう。Nシステムとは、自動車ナンバー自動読取装置のことで、走行中の自動車のナンバープレートを自動的に読み取り、手配車両のナンバーと照合するシステムです。
高速道路の出入りに設置されていると思っている方も多いようですが、あれは通行券を発券するためのAVIシステムというナンバー読み取り装置で、Nシステムとは別物です。
Nシステムの設置場所は、高速道路の本線、主要国道の道路上、県境・市境付近が多く、また宗教関連施設の付近、空港、軍事施設、発電所などの重要拠点にも設置されています。なお、高速道路の本線上にあるNシステムは路肩にも設置されており、路肩を走行したとしても撮影されるようになっています。
Nシステムは年々数を増やし、現在は全国1,500か所以上に設置。「いつ、どこで、だれと(運転席助手席のみ)、どんな車で、どのくらいの速度で通過したか」などが警察署にデーター送信され、保存されています。万一、盗難車だった場合、通過したNシステム近くにいる警察官に一斉通知されます。
そんなNシステムですが、オービスのように設置場所を示してくれるものがありません。そのため突然のカメラに驚き、ブレーキを踏んで事故を起こしてしまう方もおられるそうです。