ファイナンシャルプランナーが教える「医療保険への加入について」
アフターコロナの今、医療保険について考える方も多いかと思います。しかし、本当に医療保険は必要なのでしょうか? 今回はファイナンシャルプランナーの私から、医療保険への加入について共有したいと思います。
■医療保険とは?
医療保険には公的医療保険と民間医療保険の2種類があります。
・公的医療保険
日本は「国民皆保険」と言われ、国民誰もが公的な医療保険に入ります。働き方や年齢などで、加入する制度が異なり、主なものは5つ。自営業の人のための国民健康保険、中小企業に勤める人のための全国健康保険協会(協会けんぽ)、大企業に勤める人のための組合健保、公務員のための共済組合、そして75歳以上の高齢者は後期高齢者医療制度に加入しています。
年齢により医療費の自己負担割合は変わりますが、現役世代の方の「3割負担」が一般的です。
また共通の制度として、高額療養費制度というものがあります。これは、医療費がたくさんかかっても1か月あたりの自己負担額が決まっており、病院で支払った医療費が1か月で一定額を超えた場合に、その超えた金額が支給されます。
・民間医療保険
公的医療保険ではカバーしきれない部分の保障を行なう保険です。差額ベッド代や先進医療費のような公的医療保険では保障できない費用、また休職中の収入減による経済的負担などをサポートしてくれます。保険料は、保障内容と年齢、性別で決まります。