市販車ベースのGTカーの頂点に立つ「SuperGT（スーパーGT）」と、フォーミュラカーの頂点に立つ「SuperFormula（スーパーフォーミュラ）」。いずれもFIAの国際格式レースを意識しながら成長してきた国内モータースポーツの最高峰です。

■スーパーGTとは
GT500とGT300のふたつのクラスが混走し、市販車をベースとしながらも大幅に改造された車両を使用するレース。2人1組で1台のマシンを走らせ、獲得ポイントに応じて次戦からウェイトを積載する「ウェイトハンデシステム」を採用。ワークス勢が挑むGT500クラスのレースマシンは、改造自由度の高さから市販車とは別物で「世界でもっとも速いGTカー」と言われている。

■スーパーフォーミュラとは
全チームが「SF19」というシャシー（車体）を使用し、タイヤは横浜ゴムのワンメイク（同一品を供給）。エンジンは2,000cc直列4気筒の直噴ターボで、トヨタ自動車／TRD製のエンジン「TOYOTA/TRD 01F」、もしくは本田技研工業／M-TEC製の「HONDA/M-TEC HR-417E」の2種から選んで使用。どちらのエンジンもほぼ同等の出力（約550馬力）のため、車両自体の能力に大きな差はなく、ドライバーの実力とチームの戦略・技術力が勝敗に繋がるレースとなっている。

毎回、非常に白熱する両レースですが、メーカーのテスト日だけはほぼ混雑していないという特徴があります。また、新仕様のテストということもあり、サーキット入場料だけで見れることも多いです。

今回は、そんなメーカーテストの非公開スケジュールを特別にお教えしたいと思います。