新宿歌舞伎町大久保公園の「立ちんぼ」攻略マニュアル その1
日本の経済、文化、そして国力の衰退の象徴として語られている「立ちんぼ」ですが、治安の維持、性的文化の凋落を防ぐ目的から警察の取り締まりも厳しくなってきています。
しかし新宿歌舞伎町は戦後復興のころからグレーな性産業が屹立し、そこでしか生きていけない女性の生活を支えるための機能を果たしてきたことも事実です。
厳しい経済的規律のもとでビジネスにいそしむ日本のビジネスマンにとっても、歌舞伎町での一夜は男性としての本能を満たし、心の安住を得るための方策のひとつでもあります。
立ちんぼと言っても誰でもお金を払えば遊べるわけではありません。彼女たちも生理的に受けつけない男性は排除しているのです。そして性文化というよりも、誰もが深層心理に持っている「金がすべて」の現代価値観をドラスティックに象徴しています。
ともすれば金銭授受を伴う性文化が人身売買とも批判される欧米と異なり、たくましくもドライに生きる女性たち。そんな女性たちを客観的に分析する視線で攻略マニュアル(全4回シリーズ)を作成しました。
その1では「立ちんぼを知ること」についてお伝えいたします。