「夢の殺虫剤」と呼ばれたDDTが禁止されるまでの歴史と現在の規制

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2026/8/14 09:00
赤い容器の殺虫スプレー

かつて「夢の殺虫剤」と呼ばれ、世界中で広く使用された農薬があります。

その名は「DDT」です。

DDTは1874年に初めて合成されましたが、殺虫効果が発見されたのは1939年のことでした。スイスの化学者パウル・ヘルマン・ミュラーが強力な殺虫作用を発見し、その功績によって1948年にノーベル生理学・医学賞を受賞しました。

DDTが世界的に普及するきっかけとなったのが、第二次世界大戦です。

当時、戦場では蚊やシラミが媒介するマラリアや発疹チフスなどの感染症が大きな問題になっていました。

DDTはこれらの害虫を効果的に駆除できたため、感染症対策に大きく貢献しました。

戦後になると、DDTは農業にも広く使用されるようになります。害虫を効率的に駆除できるうえ、安価。そのため「夢の殺虫剤」と呼ばれました。
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