テロリスト ハンドブック 毒劇物編 10 ニコチン毒剤製造
今回は、身近な猛毒「ニコチン」を使って、攻撃毒性を強めた毒剤を作
る方法を紹介します。
「ニコチン」とは煙草に多く含まれている事で有名なアルカロイドです。
無色で揮発性の液体で、空気に触れると茶色化し強い特異な刺激的臭気
を放ちます。
両切り煙草1本強を誤飲しただけで、幼児は死亡します。大人でも純粋な
ニコチンであれば、2~3滴分摂取すると死亡する猛毒です。苛烈な味を
持ち、神経、小脳、延髄、脊髄等を刺激、麻痺する薬理作用があります。
毒作用としては、まず悪心(吐き気)、嘔吐、頭痛、顔面蒼白、冷汗、
虚脱等の症状を呈します。体内で、アセチルコリン性物質として働き、
コリン中毒と同様の症状が出ると考えた方がわかりやすいかもしれませ
ん。
コリン中毒様作用は、神経ガス「サリン」や「VX」といった猛毒の毒作
用基順と全く同じです。症状は、最終的に全筋肉が痙攣を起こし、泡を
吹いて死亡する道を辿ります。
兵器として求められる化学的安定性として、やはり「皮膚浸透性」です。
皮膚に触れるだけでコリン中毒作用を起させる為には、加工が必要です。
以下、それを製造する手順です・・・(非公開)
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2006/11/30 配信