案件名 2008/05/20 配信
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小型発信器を使ってターゲットの行動エリアを把握したい
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患者名 匿名希望 担当医 mica 先生 Kazuna 先生
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●患者問診より●
【現在の具体的な状況】
ドラマ等で「犯人に小型発信器を仕掛けました」といった描写や「野生
動物の行動調査のために動物に発信器を取り付けて・・・」という記事
をたまに見かけます。
私も自転車で行動することが多いターゲットの、おおまかな行動エリア
を把握したいと思っています。
例えば自転車に小型発信器のようなモノを仕掛けて、その人物の居場所
を把握する、といったことをしたいと思っています。
【抱えてる問題/困っている事】
モニタ上で「ピコンピコン」とターゲットがリアルタイムに移動したり、
「どのマンションの何号室」と特定出来るテレビドラマのような精度は
期待していません。
「おおむね○○町○番地付近に駐輪中」といった情報が分かれば結構で
す。
また永続的に調査したいわけではなく、数週間調査して、日常的な行動
エリアを把握したいのです。
【何を聞きたいのか】
現実的に個人レベルでこれを実行することは可能なのでしょうか。
どのような機材や環境が必要となり、費用はどれほど必要なのでしょう
か。
これらの行為の違法性や逆探知のリスク等はありますでしょうか。
よろしくお願いします。
●担当医所見● mica 先生
>現実的に個人レベルでこれを実行することは可能なのでしょうか。
バレるかどうかは別として、精度の面では可能です。
実際私は・・・(非公開)
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●担当医所見● Kazuna 先生
昔のアマチュア無線の世界では、微弱電波を発する発信機を指向性のあ
るアンテナにより方位を特定し、発信機を発見する「フォックスハンテ
ィング」という遊びが行われていました。
フォックスハンティングについて
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0
http://www.jarl.com/tome/foxhunt/foxhunt.htm
主催者によりルールが異なり、厳密な決まりは特に定められていないも
のの、小型の無線機と「八木アンテナ」で追跡するのが一般的です。
八木アンテナは、テレビの受信用アンテナに代表されるような、魚の骨
みたいな素子が並ぶアンテナです。
ただフォックスハンティングで使われるものは、大きさの関係等から、
3素子から5素子程度の短いものとなっています。
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││││ 八木アンテナ間略図
├┼┼┤ (正式名称は八木宇田アンテナ)
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左の2本は導波器、左から3本目は放射器、左から4本目(最も右)は反射
器と呼びます。
実際にアンテナケーブルが接続されているのは放射器だけで、その他の
素子は単なる棒だったりします。
導波器の方向に指向性を持ちますが、逆の反射器側にも多少の指向性が
出てしまう特性があるので、横方向の到達方位は分かりやすいものの前
後の判別はある程度の経験が必要となります。
八木アンテナの一般的な放射パターン(上が導波器、下が反射器)
放射パターンを見ると、頭の大きい「8」字特性を示します。
発信機に近づくと・・・(非公開)
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