案件名 2000/04/22 配信
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やっぱり警察は対応が悪いのか
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患者名 ハンドルなし 担当医 怪人20.5面相 先生
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●患者問診より●

私は2年前まで、○沢駅東口のビル内にある、ローンズ○○チという金融
業者にいました。しかし、社長より、社員全員クビという事で退社しま
した。

社長の義理の父親は所沢市の市議会議員であり、地主という地元の権力
者です。（この会社が入っていたビルのオーナーでもあります。）
この義理の父親には2人の子供（兄妹）がいます。

兄も会社の役員ですが、言語が少し不自由です。以前は板前だったので
すが、今はこのビルの1Fでコンビニの店長をしています。妹の夫が、こ
のローンズ○クチの社長です。義理の弟ですが、社長の方が、年もだい
ぶ上で、年下の兄は頭もあまり良くないので、いいなりです。

ローンズ○○チは、会社としてはちょっと不思議なところでした。
例えば、

・「出資金」と称して、外部の一般人から金を集めているようであった
こと。

これは辞めるまできちんとわかりませんでした。会社内でも、私にも秘
密のようでした。

・「出資者」と呼ばれる人間が大勢、取り立てに来ること。

年利20％で資金を調達し、40％で運用し利益配当。
出資者を紹介した人間には紹介料を5％だす。

というような、パンフレットを出資者が持っているの見たことがありま
した。（私には一切、「おまえには関係ない」と、教えてくれなかった
のですが。）

現実的には、すごい利益率ですが、絶対おかしい話です。実際、私たち
の給料も毎月遅れて支給されていたし、貸付金がなく、申し込み客が来
ても貸せない状況だったのですから。


私の知っている人だけでも、20人くらいの人が出資していたようです。
現実には他にももっといるようでした。20人くらいだけでも2億位の現金
は集めているようです。

一人あたりの貸付金の平均が10万円。貸付の状況は200人くらいなので、
2千万くらいしか回してないので不思議でした。

私たちが辞める前まで、金融業者であるにも関わらず、ほかの金融業者
から社長宛に取り立ての電話が来ます。「株主」と社長から紹介されて
いる出資者達から、「今月の利息が入らない」と苦情が入り、出資者が
集金に来ました。ついには我々社員への給料も止まってしまいました。
普通に営業、管理をしているのですが、貸付金の現金を金庫から社長が
持ち去り社長は、行方不明の状態です。

社長が横領しているのではと思い、社員全員で役員を召集し、事情を聞
こうと思いました。その際に、役員である社長の妻より「株主」といわ
れる出資者は、株を持っていない事がわかりました。（出資法違反であ
るのでは）しかし、この後、役員を召集したことが、背任行為というこ
とで私たちは退社させられました。

その後、私は東京に戻りました。この金融業者に出資している被害者の
女性3人より、相談に乗ってほしいと連絡がありました。やはりマルチ商
法のようで元金を返してくれないとの事です。貸付を行っていないので
すから、返せるはずなどないと思います。

社長は、以前より暴力団の○本組と交際を密にしており、この女性達の
相談に乗っている私にも「これ以上関わると体をさらう」とある人物を
通して言ってきました。怖くなり、警察へすぐに相談に行ったのですが
実際には、私に被害がでないと動かないとのことです。この会社が出資
法違反では。とも言ったのですが、私が被害者ではないとの事で、取り
合ってくれませんでした。警察も相手が所沢市議会の議長と議長の息子
という事で、腰が重いとの噂はありました。

不特定多数より現金を集めている事が出資法違反であり、明らかな詐欺
行為です。私以外にも、退社させられた元社員に脅迫まがいの電話がく
るので、心配になり私も知り合いの弁護士を通して刑事事件の申し立て
を行うことにしました。

社長の自宅は所沢で、私は東京で離れていますが元社員の中には、社長
と同じ区域に住んでいるので「仮処分」をかけたかったからです。

私の亡くなった叔父が地検の検事正だった事もあり、訪庁すると「特別
刑事部統括捜査官」が話を聞いてくれました。後日、弁護士からの訴状
を渡しました。しばらくして捜査官より訴状を告訴状から、弁護士から
の告発状にしてくれと依頼され、そ通りに対応しました。
しかし、1年たっても捜査はされませんでした。ちょうど、この金融業者
の上のフロアのクリニックが臓器売買あっせんの件で摘発されていたか
らです。去年、やっと捜査が開始されましたが、申し立てから時間がた
ちすぎ、強制捜査であったにもかかわらず、結果は証拠不十分で不起訴
となりました。被害者である出資者との間で和解書がとりかわされた為
とも聞いています。

私も検察庁と被害者の方たちに聞いたのですが、社長が起訴されること
を恐れ、被害者との間で、和解書を作成したとの話でした。私たちに依
頼してきた一人の女性に聞いてみましたが、そのような書類は知らない
とのことでした。書類を見せてほしいとその女性も検察庁に言ったので
すが、検察庁では見せてくれなかったそうです。別の女性は「書かない
と殺す」と脅されて書いたそうです。検察庁では「印鑑が押してあるか
ら」と、筆跡鑑定もせず、和解書を書いていない被害者に対して事情徴
収も不十分で不起訴にしています。この為に、この被害者達はもう検察
庁では受け付けてもらえません。警察でもだめです。
罪状が違うのであれば可能でしょうけれど。

最近、新たに、別の被害者の女性たちより相談されたので、○沢警察に
アポをとり、証拠書類を持って○沢警察署生活安全課に被害者の女性達
と行きました。年輩の刑事さんにお話ししたのですが「これは事件にな
るか分からない。被害届ではなく被害相談でしか受け付けられない。後
日連絡する」との事でした。しかし、一向に電話もなく、本日、当時の
私の部下が代わりに年輩の刑事さんに会いに警察に行きました。
すると、「検察庁の方が格が上なのだから、そこで受け付けなかった事
件が受け付けられるわけない」また「なんの法律にふれるか、分からな
い」との事です。

「なんで被害者が別な人物でも受け付けられないのか」と訪ねると
「出資法が、どんな法律か分からないので私も勉強した」
と見当違いの事を言ってきました。そして「担当者が不在なので、月曜
から金曜の9時30から夕方5時までに、被害者を連れてきてくれ」との事
です。また、その際にも、被害相談でしか受け付けないというのです。

この悪質な詐欺商法を許すわけにはいきません。被害者は私が訴えを起
こした後もまだ増えています。この社長の一族が集めた金を使い込んだ
ことは分かっています。ビル自体が、大きな債務があり競売の申し立て
もあったのですから。それをとりさげる為に現金を集めたようです。

この件で被害者の女性の仕事場に暴力団の構成員を名乗る者から「訴え
たら家に火をつける」と連絡も入っています。被害者は職場にかかる電
話のせいで怖くて訴えることもできません。
被害者はすべて老人と女性です。老人と女性を狙った悪質な事件です。

どうすればこれを解決できるでしょうか。来月には検察審査会に行こう
と思っていますが、やはり難しいと思います。私人の力ではできること
考えることに限界があり非常に困っています。
警察、検察庁、マスコミなどを動かすことでできないでしょうか。
どうかお知恵を貸してください。
大変面倒な話ですがお願いいたします。



●担当医所見● 怪人20.5面相 先生　

これは、激裏の優秀な先生がたでも、手強いと思います。相談の趣旨は
貴方自身の身の危険ではなく、社会正義のためということでよろしいの
でしょうか。
具体的な被害をうけているというのでないと難しいですよね。

仮に、社長さんの脱税の証拠でもあれば・・・（非公開）


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