【激裏的リーマン講座】第45回 勤務編 ~有利な立ち位置を確保するために~
かの夏目漱石は「智に働けば角が立つ情に棹させば流される意地を通せば窮屈だ。とかくに、人の世は住みにくい」と小説「草枕」にて綴りました。
リーマン社会も「出世すれば妬まれ、出世しなければ軽んじられる」、そんな歪んだ面倒な村社会であります。
出世した・しないことによる人間関係のいざこざは回避したいですね。そこで、人間関係構築のコツを今流行りのAIに聞いてみました。
■AIに聞いた人間関係構築のコツの概要
①基本的なマナーを守る
②コミュニケーションの質を高める
③信頼関係を築く
④適度な距離感を保つ
⑤チームワークを大切にする
⑥トラブル対応
悪くはないですが、教科書的な回答ですね。筆者の考える会社における人間関係構築の目的は「有利な立ち位置を確保する」です。これに尽きます。
「業務を円滑に遂行するため」とかではありません。なぜなら「業務の円滑な遂行」はあくまで「有利な立ち位置を確保する」ための手段に過ぎないからです。
あまりにも利己的ではないかと思われる方もいらっしゃると思いますが、リーマンは利己的でいいと思っています。
全員が利己的に行動する前提で、人員配置・人心掌握をするのが経営者の仕事であり、下々の者の至上命題は「まず自分を守る」でいいのです。
では本題に戻りまして、人間関係構築のコツを筆者なりに考察しましたのでお伝えいたします。