案件名 2003/10/15 配信
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犬のブローカー
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患者名 ハンドルなし 担当医 Yellow 先生
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●患者問診より●
私はネットでペットショップを開いている者です。
3ヶ月前にA氏を通じてB氏と知り合いました。
B氏はフィリピンからの輸入犬を業者に卸している人間で、私も輸入犬を
注文することにし、犬5頭分半金の50万円をお支払いしました。
その日に契約書をメールにて送っています。
しかしその後何度も連絡があり「もう7匹買って頂けないでしょうか」
と言われ、結局追加で7頭分半金の70万振り込みました。
この時も契約書はメールで送りました。
計120万支払ったのですが、引渡し予定日の8月24日になっても犬が届
かず「伝染病にかかって大量に死んだ。」とか「まだ輸入が出来ていな
い。」とかでその時約束した9月3日にも犬は来ませんでした。
犬の画像は届くと言った日に送られてこないし、納期はどんどん遅れて
いきました。
そこで、こちらから最終通告とし返金の催促の連絡をしました。
するとB氏からは「10月8日に納犬する、約束が守れなければ全額お返し
します。」とメールが届きました。こちらからはその後も返金を求める
連絡をしていましたが音信不通でした。
ところが先日B氏からメールが届きました。
内容は
(M氏が輸入契約を結んでいたフィリピン・マニラ在住のC氏という仕入
れ業者に9月22日に453万円現金持ち逃げ詐欺にあい、子犬を納品する
ことができなくなりました。9月25日に、C氏と連絡が取れないため、
小金井警察に被害届けを提出しました。
また、現地に代理人を送り資産の差し押さえを行おうとしていますが、
回収はかなり困難な状況です。そこで、T市の弁護士合同事務所の弁護士
「K」先生と債権者様への返済方法を相談しているところです。
詐欺にあった金額がかなりの大金ですし、私も200万円近く借金してC氏
に送金しましたので私自身資産なしの状況でかつ借金限度も一杯です。
全額現金ですぐに返済する事が出来ない為、弁護士と相談したところ、
みなさま全員に均等に毎月定額で少しずつでも分割にて御支払いするよ
うにとアドバイスを頂きました。どうしても和解に至らぬ場合は、自己
破産しかありませんね。と言われています。
森岡の毎月の収入平均に基づき、具体的に1人当たりの毎月の支払い金額
を決め、その返済計画書を債権者の皆様宛てに御手紙の送付を予定して
います。今回の和解内容でご理解頂けないでしょうか、ご連絡お待ちし
ております。)
まだ、弁護士には相談のみで依頼していないみたいです。
納期の遅れは契約不履行となりますし、
(輸入犬規約) には、
1.手付金は購入総額の半金とさせていただきます。入金後の返金はでき
ませんが、ご購入匹数が輸入の都合で欠けてしまった場合、残金支払
いで調整させていただきます。
とあります。
これまでB氏は嘘ばかり並べていて、今回も本当に詐欺に合ったのかも嘘
かもしれません。おっぱいパブで豪遊していたとの噂も聞きました。
計画的な部分も見え隠れしています。悔しいです。
なんとか無事返済させる手立ては無いものでしょうか。
紹介してもらったA氏を訴えることは不可能でしょうか。
お願い致します。良いお知恵を貸してください。
●担当医所見● Yellow 先生
こういった場合、普通は警察に相談しようとか、弁護士に相談しようと
か考える人が多いらしいですが、とにかくまず第一にすることは、相手
に会って話をするということです。
相手に会いに行くということは、相手の言い分がいかにいい加減なのか
を判別するためとともに、相手の資産状況を明確に見極めるためでもあ
ります。
今回のご相談のポイントは金を取り返すことにあるのですから、早期に
相手を発見し、なおかつ相手の・・・(非公開)
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