案件名 　　　　　　　　　　　　　 2003/03/29 配信
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未公開株の譲渡
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患者名 ハンドルなし 担当医 Yellow 先生
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●患者問診より●

いつも楽しませていただき、有り難う御座います。
激裏さんで、IPOに詳しい方はいらっしゃいますでしょうか。

実は、未公開の「D社」の株を買わないか。という話を「R社」の社員の
方から頂きました。
概要としては・・「D社」の元取締役の「O氏」が、現在の社長とソリが
合わなくなった為に、自分の持っていた株を知り合いだった「R社」の
社長に譲ったとの事です。
その「R社」から、「D社」の株を買う事が出来る、という話しです。

「D社」の会社概要、営業報告書、損益計算書等は入手しています。
また、「D社」が平成１４年４月１８日に発行した株主各位宛の「信託銀
行による株券保護預り開始のご案内」という書類のコピーもあります。
それによると、「上場準備の一環として信託銀行による株券の保護預り
が開始される」と書かれていて「D社」の社印も捺印されています（コピ
ーですが）また「R社」の社員氏とのやりとりでは



1.受領書
2.売買契約書
3.株式譲渡に関する誓約書

1＝株数とその相当金額を当社（R社）が受け取りました、というもので
　 す。もちろん、R社の社印も捺印されています。

2＝2通あり、一通はTさん、もう一通は当社R社でそれぞれ割印を押した
ものを一通ずつ保管します。これにも銘柄・株数が記載されます。

3＝D社と株主様（Tさん）の間に交わす書面です。
　 上場までの手続きについて、株主様としての決まり事がいくつかござ
いますので、その書面には・・記番号（お札のように1つ1つの株券に
は番号がふられていますので、その番号:Tさんが保有する株券の番号
を記載します）をTさんが保有する株券の番号として記載されます。

以上3つの書類を交わします。

以上の手続きで・・・お譲りする株券はTさんのモノである事の証明にな
ります。名義変更は、上場までは・・・D社で一元管理をしますので、上
場承認後に一斉に行なっていただくようにさせていただいているだけで
名義変更しないからTさんの物ではない・・・ということにはなりません
のでご安心ください。


という事です（R社社員氏よりのメールから抜粋）
又、未公開株は入手してから6ヶ月間売れないのでは。。
という質問に対しては、


今回は私共で保有している株を縁故者に譲渡しているだけで第3者割当増
資を含めた公募ではございませんので、お尋ねいただいているケースに
は当てはまりません。
よって公募規制には当てはまりませんので公開と同時に売却も可能


との回答でした。
ここでは「D社」の将来性、収益性などに関してはクリアされているとし
て、疑問点は、


「D社」元取締役「O氏」から「R社」が株を譲り受けた


という事実が有るか、という事。矢張り、株代として払ったつもりの金
が、実は騙しだったとしたら、笑うしかないですからねぇ。
また、こういう事態はよく起こっているのか、或は有り得る話しなのか
という点です。


縁故者への譲渡は公募では無いから公開直後に売却できる


という事ですが、当然IPOではキャピタルゲインを狙いたいですから、こ
の「売れる株と売れない株」の違いは重要です。しかしながら、色々調
べてみてはいるのですが、明確な違いを理解できていないです。
分かりやすく教えて頂けないでしょうか。


3種類の書類を私と「R社」で取り交わす事で、「D社」の株が私の物であ
ると証明できる


との事ですが、実は株を購入した事が無いので、この辺りの書類関連に
弱いのです。


上記3つの問題以外で、私に調査の見落としは無いか


というのが一番怖いですねぇ。。

IPOなんて、いくら未公開企業の情報を入手した所で、博打と言えば博打
なのは重々承知しています。市況によっては公開しない方が良い、とい
う判断を「D社」がしてしまえばそれまでですし。
他の主要株主の情報や、「D社」の社長の情報は入ってくるのですが「R
社」の情報のみ、中々出てこないのです。こうなってくると、「R社」の
社員氏と、「R社」と取り交わす書類を信用する以外に無い状況です。

こういった質問なんですが、お答え頂けないでしょうか。
宜しくお願い致します。



●担当医所見● Yellow 先生

確実に回答出来る点について、回答致します。


>「D社」元取締役「O氏」から「R社」が株を譲り受けた


>という事実が有るか、という事。矢張り、株代として払ったつもりの金
>が、実は騙しだったとしたら、笑うしかないですからねぇ。
>また、こういう事態はよく起こっているのか、或は有り得る話しなのか
>という点です。


こういう事態はよく頻繁に起っています・・・（非公開）


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