案件名 2000/03/18 配信
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なんで6割。全額払って
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患者名 ぷーさん 担当医 busuko・tantei・Pink_Flamingo 先生
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●患者問診より●
ぷーさんといいます。実は僕の彼女のことなのですが、去年の7月に追突
されて鞭打ちで4ヶ月間通院していました。
過失割合は10:0ですので治療費、慰謝料とも全額もらったのですが自分
の乗っていた車の「搭乗者傷害保険」の支払いだけはどうしても納得が
できないのです。
ということで相談にのっていただきたいのですが、自動車保険は三○海
上で「SAP」にはいってます。「搭乗者傷害保険」は2000万です。通常な
ら通院1日あたり10,000円の保険給付があるのですが、三○は「鞭打ちの
場合にはどこの保険会社も6割か6割5分しか出ませんよ。あなたの場合は
4日目から仕事にでていますから6割が妥当なところですね。これでお支
払いしてもいいですね」と言われて、「ちょっと待ってください。急に
言われても決められません。」と言うことで私が相談されたわけですが
知人に当たっているうちにも三○からは催促の電話があり、とうとう
「どこの保険会社でもこんなもんです。正常に業務に就かれているので
すからその時点でお支払いの対象からは外れることになりますが今回は
6割と言うことでお支払いさせていただきますのでなんとかなっとくして
いただけませんか」ということで何がなんだかわからないうちに「もう
それでいいです。」と返事をしてしまいました。
すると2日後には28万円の6割の168,000円が振り込まれていました。もう
どうにもならないのかと諦めかけていたのですが、保険会社の査定部門
の知人に聞いたところ「普通障害保険の場合には鞭打ちだけだと規定が
あるので自覚症状のみの場合:他覚症状(冷や汗が出るとか熱が下がら
ないとか震えが止まらないなど)の無い場合には7割ぐらいしかでないん
だけど、今回のは搭乗者傷害保険だからそんな規定はないので100%出て
もおかしくはないよ。」と聞いて三○へ身内のものだと言って電話しま
した。
「素人相手に訳のわからんこと言って丸め込むのはあまりにもひどすぎ
るんじゃないのか。6割にするという規定があるなら契約する前にきちん
と説明すべきじゃないのか。その文言が書いてあるところにアンダーラ
インをひいて約款を送ってくれ」と言ったところ「どうしてもと言うな
ら医者に就労不能期間を証明してもらってくれ。その診断書を基に査定
しなおしてみます。約款は後日送ります。」との返事でした。
医者に就労不能期間の書類はまだ頼んでいません。一旦は承諾したので
無理かなとあきらめかけておりましたがまだ何とかなりそうなのですが
ここから先はどうすればいいのかわからなくなりました。
僕も若いころ保険会社には煮え湯を飲まされた経験がありますが、「こ
のケースについてはもうどこの保険会社でもこんなもんですよ。この金
額で納得してください。」この常套句には腹が立ちます。
なんとか100%「搭乗者傷害保険」を取り返す方法は無いでしょうか。
どうか皆様のお知恵をもってお助けください。
●担当医所見● busuko 先生
ううううううう、つらいですね。
この件に関しては通常通りの慣例にしたがっての6割という保険会社の査
定だったんでしょう。つまり、むち打ちとか腰痛といった本人しか分か
らない症状はこの料率を適用されるらしいです。(ある外資系の損保勤
務の友人に確認)明らかにわかる症状(骨折とか裂傷、やけど)に関し
ては・・・(非公開)
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