案件名 1999/11/02 配信
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妹が・・・危ない その2
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患者名 さんのみや 担当医 Nuts 先生
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●患者問診より●
( 前回の返事が参りました。本人の承諾の元掲載します)
早急の返事有り難うございます。
こんなに協力していただいて、唯頭が下がるだけです。
本来なら、早急に返事を書くべきところを、即座に返信をせずに今まで
来てしまって申し訳有りません。
Nutsさんの言われた学校への一言についてですが。
おしゃる通り、自分の被害を訴え始めた被害者は自分の被害をかなりは
っきり説明できるのがふつうだといわれています。
確かにその通りです。次女の方は、児童相談所にいてしばらくあとに、
担任と部活の顧問に一言すでに入れておきました。
もう一つの警察の方ですが、被害届を出さなかったのは、当時未成年で
あって、しかも家族内で起きたことは基本的に、警察は相手にしない物
なので、動かせないだろうと判断したからです。
先のメールではおおざっぱにしか書いていませんでしたが。次女の近親
姦については、高校二年の秋ぐらいには、一応は収束しましたが、この
家族はネグレクトの状態なので加害者の兄はそのままの状態なのです。
実際に、近親姦が未成年の時に、2年以上前に起きた場合、警察を動かす
最善の方法は、どの様な物があるのかよい知恵が有れば教えてもらえれ
ば有り難いと思います。
あと、この家庭がネグレクトのように見えるのは、実際、わたくしが次
女に経済的に、だいたい4年ぐらい前から援助している所からそう思えて
くるのです。4年前のことではありますが、この家庭は父親(籍は入れて
はおりません)が出稼ぎに行って、家賃だけを仕送って、家計は次兄が
バイトの11万円前後の稼ぎで、6人の生活を支えていた状態でした。最初
私は経済的な問題で次兄に相談を受けて、非常に驚いて、いろいろ助言
しましたが、結局他人の介入するようなことは、すべて拒否してしまっ
て、次女の部活動の費用等は私が負担することになってしまった次第で
す。
このメールは返信された即日に目を通しましたが、このメールが私用メ
ールなので、即返信せずに、この日そのまま次女の所に再度の事実確認
と、このメールの説明に、川崎から秦野まで行って来た次第です。
わたくしも、法的に可能ならば、警察に届けた方がいいと思いますが、
彼女は思うところがあって、家にとどまっていたいと言っております。
彼女が回りに此処まで事実関係を明らかにした以上警察で証言すること
自体は、抵抗がないと思います。
ただ、短大の進学と、その他の何か別の(現実に起こっている虐待その
ものとに直接の関わりのない)理由で、家に、なるべく家庭の中には他
人を介入させないで、そこに留まっていたいと望んでいます。
私としては、まだ態度を決めかねていますが、激裏さんNutsさんはどう
判断しますか。
以上、彼女と話し合ったあと、まだこのような状態ですが、どれがより
望ましい方法なのか、まだ判らないでいます。
何かよい知恵がありましら、どんな物でもかまいませんから、授けてい
ただけたらと思います。
以上、返信のお礼と、その後の経過と、再度の質問です。
度々のことですがどうか協力してもらえれば有り難く思います。
再度の質問最後まで読んでいただき有り難うございます。
●担当医所見● Nuts 先生
見ました。
とても複雑なようですね。彼女は、兄という肉親と、女という自分の存
在、それに、自分の将来の3つの狭間の中で、揺れ動いていることがよく
分かります。
この場合・・・(非公開)
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