「麻薬LSDで人間を無力化に」 実際の人体実験映像

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2014/1/29 11:52
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beigun03.jpg第二次世界大戦が終わり、アメリカとソ連が冷戦時代だった1963年。


イギリスでは、麻薬物質のLSD(リゼルグ酸ジエチルアミド)で敵兵を無力化できるかどうかを、英軍兵士達に投与して、効果を調べるという人体実験が行われていた。

1950年代に、既にアメリカでは、メリーランド州エッジウッドの兵器庫で、敵兵を無力化させる化学兵器の開発をするための「エッジウッド」という実験が行われ、米軍兵士達に大麻やLSDなど20種類以上の向精神薬を投与していた。


【イギリスで1963年に行われたLSD実験の記録映像】




【アメリカでのLSD投与実験の記録映像】


米軍の「エッジウッド」実験は、1972年まで続けられていた。
LSDや向精神薬をの投与する実験の他、幻覚誘発薬「BZ(キヌクリジニル・ベンジラート)」を浴びせて兵士の戦闘能力を奪う実験、VXガスやサリンなど致死性の神経ガスも使われていた。

そのため後遺症が出ている兵士も多く、現在でも実験の内容を知らず参加させられた当時の兵士からの集団訴訟が行われている。

【エッジウッドの実験に参加した兵士たち】

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当時エッジウッドには巨大な病院棟のような研究棟が設けられていた。
兵士達はいくつかのグループに分けられ、接種する毒物によって心身の状態を細かく観察されていた。

【実験の記録映像】

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「隔離された部屋で4人の兵士が72時間の実験を受けます」

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「安全な化学物質を皮下に注射します」

この実験は4人の兵士に濃度の違う化学物質を与え、その効果を比較している。
物質の名称は明らかにしていませんが、幻覚作用を起こすもの。

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「化学物質の影響は4~6時間後に現れました」


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一番濃度の高い注射をされた兵士は朦朧とした状態が続いています。

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「9時間後精神状態が不安定になりました」

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「彼は36時間も眠らずにいました」


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「一晩中出口を探していました」


【動画】


知られざる米軍化学兵器開発

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