クリニック 年収1500万円超の高所得者だけど障害者手帳を取得したい
カルテ:年収1500万円超の高所得者だけど障害者手帳を取得したい
患者名:ADHDとASDの二刀流
担当医:
mica先生
■患者問診■
【現在の具体的な状況】
私は、就職氷河期ど真ん中世代でありながら、運とハックと自己洗脳で無理やり上場企業に入社し、ぎりぎり年功序列で中間管理職になれた激裏メンバーです。
現在、年収1,500万円を超えるポジションを確保しています。
ただ、仕事はできず、デブ・チビ・ハゲで、部下にも慕われず、上司にもゴマを擦れない私。「働かないフェアリー(妖精)おじさん」として、なんとか目立たないように生存し続けてきましたが、とうとう早期退職制度で肩たたきの対象となりました。
連れ子のいた妻の借金数千万を肩代わりし、完済したあと結局逃げられてしまい、しぶしぶ離婚。身軽になったことで肩たたきの最有力候補として急浮上し、社内でも断り切れない状況に追い込まれ「働かないおじさん」を中退することになりました(定年卒業したかったのですが……)。
今までの人生を振り返ってみると、自分はADHDとASDという発達障害のハイブリッドではないか、という結論に至りました。
転職や引っ越しの回数が多いこと、多動性があること、飽きや人間関係を維持する負担から、自ら進んで上司に嫌われ異動を勝ち取るような行動をしていたこと、小学校時代の通信簿にも「落ち着きがない」という評価があったことなどから、ADHDの特性があると考えました。
当然、夏休みの宿題もギリギリまで手を付けられず、自ら危機を招かないと動けない脳の特性は今もあり、会社でも同じことを繰り返して信頼を失う始末。かと思えば、地頭は悪いのに「資格だけは取らなければ生き残れない」という強いこだわりや脅迫観念、過集中があり、7年以上試験に落ち続けても諦めず、最終的に実務経験で補強しながら最上位資格まで取得しました。
普通の人なら根負けするような膨大な時間をかけて取得していることから、ASDの特性もあるのではないかと考えています。
さらに、幼少期の過酷な家庭環境の影響などから、セルフネグレクト(自己放任)の傾向もあり、ごみ屋敷、風呂キャンセル(8年以上)、体臭や口臭の問題、歯もほとんどないという状況。会社で陰口を叩かれても対策することができず、自己洗脳と我慢によって無効化してやり過ごしてきた結果、過適応の状態になっています。
そして、こんな私が50歳目前でありながら、再就職ハックによって前職よりも高い年収で採用が決まってしまいました。
今は、新しい環境に耐えられるのか、それとも耐えられないのか、その瀬戸際です。度忘れやワーキングメモリのパンクで、ミスばかりしています……。
【抱えている問題/困っている事】
年収1,500万円を超える人でも精神障害者保健福祉手帳(以下、障害者手帳)を取得できるとAIは言いますが、実際に可能なのか。できれば、ADHDやASDの特性を活かしながら、今後も就労を継続したいです。
会社で嫌がらせや「人として大丈夫なのか」といった批判や陰口を言われても、問題なく通勤できてしまっているという事実があります。
自分でも、どこか普通ではない精神的な強さのようなもの(歪んだ精神的ハックや復讐心など)を感じていますが、それについては、生き延びるために身に付いた「過適応」として考えています。
【何を聞きたいのか】
「年収1,500万円超」「フルタイム就労中」という状況であっても、実際の診断書の内容や生活能力の低下(ごみ屋敷傾向、セルフネグレクトなど)が認められれば、障害者手帳(精神障害の3級または2級)の取得は可能でしょうか。