AI OverviewsやGeminiの爆発的普及でGoogleが支払う「1日の電気代」

2026/6/03 11:00
空から見た火力発電所

AIインフラの拡張スピードは、すでに人類の想像を超える領域に達しています。人工知能は単なる便利ツールではなく、世界規模の電力網やデータセンターの勢力図そのものを塗り替える、超巨大インフラへと変貌しました。その中心に位置するのが、言うまでもなく「Google経済圏」です。

Googleが開催した「Google I/O 2026」で公開された数値は、まさに驚異的でした。同社のAI製品群が処理するトークン数は、月間3.2京トークンという天文学的な規模に到達。検索機能「AI Overviews」の利用者は25億人、対話型検索「AI Mode」は10億人、さらにGeminiアプリも9億人の月間アクティブユーザーを抱えています。日々のリクエスト数は、前年から7倍以上に増加しているとされています。

こうした「世界中の人間がAIを使い倒す」状況を前提にすると、必要となる電力はもはや国家レベルです。本稿では、データセンターの維持費や計算処理、冷却設備、さらにはシステム保守まで含め、Google経済圏がGeminiを24時間稼働させるために必要な「1日の電気代」を、1ドル=155円換算で試算していきます。
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